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高時間分解能In-situ XRD測定系構築による高温変形中の微細組織変化の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K05063
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分26010:金属材料物性関連
研究機関兵庫県立大学

研究代表者

足立 大樹  兵庫県立大学, 工学研究科, 教授 (00335192)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードアルミニウム合金 / 高温変形 / 転位密度 / 動的回復 / Al合金 / In-situ測定 / 放射光 / In-situ XRD測定
研究開始時の研究の概要

材料の高温強度特性を詳細に理解し、制御するためには、時々刻々と変化する高温変形中の微細組織変化を明らかにする必要があるが、従来観察できるのは高温変形後に冷却した後の組織であり、変形中の組織と同一であるという保証は必ずしもなかった。よって、本研究では放射光を用いた高温変形中In-situ XRD測定系を構築することによって、転位密度や相分率などの微細組織変化をサブミリ秒の高時間分解能で調べることによって、高温強度との相関性をより詳細に明らかにする。

研究成果の概要

SPring-8放射光を用い、高温変形中の微細組織変化を高時間分解能(Δt=1s)で測定するための測定系開発を行った。その測定系を用いることにより、Al合金において、変形中の転位密度変化を測定し、機械的性質と良く対応することを明らかにした。また、転位増殖速度や動的回復速度についても算出し、変形温度や合金添加によってどのように変化するかを調べ、加工硬化挙動との対応を明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

高温では材料内の微細組織は時々刻々と変化し、それに対応して機械的性質も変化する。高温変形についてより深く理解し、新たな耐熱材料の開発につなげるためには、高温変形後の組織を観察するのではなく、高温変形中の組織をIn-situ測定することが重要である。本研究結果によって、高温変形中のAl合金における微細組織変化挙動と機械的性質の対応がとれるようになったことから、各種Al合金において調査を進めることによって、耐熱性向上への指針が構築されると期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [学会発表] SPring-8放射光による軽金属材料の組織観察と機械的性質の解析2022

    • 著者名/発表者名
      足立大樹
    • 学会等名
      日本鉄鋼協会・日本金属学会関西支部材料セミナー
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 放射光In-situ XRD測定を用いた金属材料の変形挙動解析2022

    • 著者名/発表者名
      足立大樹
    • 学会等名
      第77回SPring-8先端利用ワークショップ
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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