研究課題/領域番号 |
20K05072
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26010:金属材料物性関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
岡田 周祐 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 材料・化学領域, 研究グループ長 (90712480)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 希土類合金 / 形状制御 / 溶融塩 / 還元拡散 / 準安定相 / 希土類鉄合金 / 希土類ー遷移金属合金 / 希土類 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、希土類合金粒子の湿式合成技術を開発し、形状制御された希土類合金粒子を合成する技術を開発することを目的とする。特に形状制御のための重要要素の明確化を行い、形状制御された希土類合金粒子を選択的に合成できるような技術の創成を目指す。希土類合金粒子の形状制御は特に高性能磁石粉末への応用が期待されることから、形状制御による磁気特性への影響を明らかにする。
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研究成果の概要 |
溶融塩を用いた低温での還元拡散プロセスにより、まだ選択性は低いものの針状の希土類合金粒子が合成できることを示した。また、Sm-Fe系での検討において、得られた針状希土類粒子は通常の冶金プロセスでは生成しないSm2Fe14B相に類似の結晶構造であることがわかり、低温かつ湿式の希土類合金粒子製造プロセスには新たな準安定相化合物の生成の可能性があることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
希土類合金は磁石など、非常に高機能な材料であるが、希土類元素の反応性の高さゆえに希土類合金粒子の形状を精密に制御することは達成されていなかった。本研究により針状の希土類合金粒子を合成できる可能性を示すことができた。これまでにない高機能な希土類合金粒子合成へとつながることが期待される。
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