研究課題/領域番号 |
20K05358
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分30020:光工学および光量子科学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
水野 智也 東京大学, 物性研究所, 特任助教 (90565227)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アト秒計測 / 光電子分光 / Auger電子分光 / アト秒物理 / 軟X線高調波 / 内殻電離過程 / Auger過程 / 強光子場現象 / 高調波 / 超高速現象 / 光電子イメージング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、軟X線領域のアト秒ストリーク法を実現することにより軟X線アト秒パルスの精密波形計測法を確立させる。そのために運動量イメージング分光をアト秒ストリーク法に適応し軟X線領域での光電子収量の減少を検出効率の改善により克服する。運動量イメージング法をアト秒ストリーク法に適応することはアト秒科学のさらなる進展のためにきわめて重要な要素技術となる。
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研究成果の概要 |
軟X線高調波を用いたアト秒ストリークで問題となっていたフォトンフラックスと電離断面積の小ささを克服するため、捕集効率の大きい光電子分光器である運動量イメージング装置と磁気ボトル型光電子分光器を用いたアト秒ストリーク装置の開発を行った。実際に軟X線領域での電子スペクトル計測に成功した。このことによって、電子分光を用いた高調波発生による軟X線領域のアト秒物理への道が開けた。助成期間中にアト秒ストリークを行うところまで行けなかったが、技術的な問題は既に解決に至ったといえる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軟X線高調波を用いた光電子分光やアト秒ストリーク計測はそのカウントレートの低さからこれまで困難であった。本課題において高捕集効率の光電子分光器を用いた計測手法を開発し、軟X線高調波を用いた光電子-Auger電子分光に成功した。このことはアト秒時間領域での軟X線電場波形の決定や物質の電子状態のアト秒時間領域での物理やその応用研究に道を開くものである。アト秒時間領域での電子状態や波形計測が実現すれば、既存の技術では不可能は超高速デバイスなどの応用への展開が期待され、非常に意義のある成果である。
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