研究課題/領域番号 |
20K05398
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
籏町 剛 新潟大学, 工学部, 技術専門職員 (40456356)
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研究分担者 |
郷右近 展之 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (20361793)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 高温太陽熱 / 相変化材料 / 溶融塩 / 潜熱蓄熱 / 太陽熱発電 / 蓄熱 |
研究開始時の研究の概要 |
世界の太陽日射量の豊富なサンベルト地域で大型タワー型太陽集光システムによる太陽熱発電が実用化されている。このシステムでは日中に過剰な太陽集熱を蓄熱することで、24時間稼働の太陽熱発電システムとなっている。しかし、現在の硝酸塩系の蓄熱材料では600℃が限界であり、発電効率の向上には高温で作動する高密度の蓄熱材料が必要である。そこで本研究では従来の顕熱蓄熱よりも蓄熱密度の高い太陽熱発電のための潜熱蓄熱システムを開発する。
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研究成果の概要 |
海外のサンベルト地域では大型太陽集光システムで得られる高温太陽集熱によるCO2フリーの太陽熱発電が実用化している。本研究では固体/液体相変化材料を蓄熱体として採用した太陽熱発電のための融解凝固利用による潜熱利用型の高密度潜熱蓄熱システムの開発を目的とした。硝酸塩系溶融塩蓄熱材を基軸に蓄熱材の調製・セラミックハニカム化する手法を確立し、高温空気を流通する小型蓄熱システムを新たに設計・製作・運転試験を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
再生可能エネルギーの導入拡大は低炭素社会の創出に加え、エネルギー関連の新産業創出・雇用拡大の観点からも重要であり、その普及が協力に推進されている。再生可能エネルギー最大の問題点は経時変動に起因する不安定性と中長期にわたるエネルギー貯蔵であり、蓄エネルギーは再生可能エネルギーの利活用を推進するにあたって必須の技術と考えられる。太陽熱発電は海外のサンベルトにおける発電技術であるが、潜熱蓄熱技術は太陽熱発電に限定されず、日本国内における低コストの蓄エネルギー技術として有効活用できると推察される。
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