研究課題/領域番号 |
20K05404
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
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研究機関 | 北九州市立大学 |
研究代表者 |
柳川 勝紀 北九州市立大学, 国際環境工学部, 准教授 (50599678)
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研究分担者 |
前田 憲成 九州工業大学, 大学院生命体工学研究科, 教授 (00470592)
原口 昭 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (50271630)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | コールベッドメタン / メタン生成 / 泥炭 / 石炭 / メタン |
研究開始時の研究の概要 |
石炭中に内包されているメタンなどの天然ガスは,コールベッドメタンまたは炭層ガスと呼ばれ,海外では商業的にも利用されている.本研究は,コールベッドメタンの成因にメタン生成アーキアが関わっている可能性について微生物生態学・生物地球化学の見地からの検証を行う.また,石炭中の微生物を用いて石炭をメタンに変換する生物工学的技術の開発も進め,地下に眠る未利用石炭の有効利用を目指す.
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研究成果の概要 |
石炭などの化石バイオマスに内包されているメタンを主成分とするガスの生成に関与する微生物の特定と応用研究の展開を目的として,微生物生態学と地球化学を駆使した学際研究を進めた.石炭の国内大規模産地である北部九州の複数地点で取得した亜歴青炭および泥炭には大量の微生物が存在していた.それら試料中の微生物多様性は高く,メタン生成への関与が期待される未培養のアーキアも含まれていた.メタネーションのポテンシャル評価では,微生物代謝はpHに依存することが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
石炭中に大量に内包されているメタンを主成分とするガスは,コールベッドメタンと呼ばれる.コールベッドメタンは,非在来型エネルギー資源に位置づけられ新たな天然ガス資源として世界中での注目度も高い.本研究により,物理化学条件を適切に制御したバイオリアクターを設計することで,コールベッドメタン生産の持続的運用に繋がる可能性が示された.
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