研究課題/領域番号 |
20K05733
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37020:生物分子化学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
松丸 尊紀 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 助教 (90636549)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | C型レクチン受容体 / Mincle / 複合脂質 / 糖脂質 / 自然免疫 / 生物活性 / 生物有機化学 / 免疫調節 / 天然物 / 有機合成化学 / ケミカルバイオロジー |
研究開始時の研究の概要 |
C型レクチン受容体 (CLRs)の一種であるMincleは、様々な生物種由来の複合脂質などを認識し免疫を制御する生体防御センサー分子である。本研究は、特徴的な構造をもつMincleリガンドの合成法を確立することにより、化合物ライブラリを構築するとともに分子プローブ開発に展開し、自然免疫機構活性化に重要な役割を果たすMincleの分子認識基盤とリガンド認識による細胞内挙動の解明を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究においては、自然免疫受容体Mincleの複合脂質リガンドの合成法の確立および関連分子の合成を行うとともに、得られた化合物に対する生物活性評価より、特にリガンド脂質部位とMincleの構造活性相関を明らかにすることを目指した。また確立したリガンド合成手法を応用した蛍光標識プローブの創製と生細胞イメージング解析によって、Mincleおよびリガンドの細胞内挙動の解析を目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、Mincleの複合脂質リガンドの合成法を確立し、天然型構造および誘導体を合成した後、活性評価を行うことで構造活性相関を明らかとした。また確立したリガンド合成手法を用いて蛍光標識分子プローブを合成し、生細胞イメージング解析へと展開した。本研究によって生体防御の理解に繋がる自然免疫受容体Mincleの機能の一端を明らかにしたと考えている。特にリガンドおよびMincleの細胞内挙動解析は免疫機構の理解と制御に関わる重要な成果と考えており、自己・非自己に対応して免疫を制御するMincleの分子レベルでの理解に貢献出来たと考えている。
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