研究課題/領域番号 |
20K05744
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分37030:ケミカルバイオロジー関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
奥田 明子 (田所明子) 新潟大学, 医歯学系, 講師 (60454584)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 膜透過ペプチド / Caveolin-1 / ERK / EGFP / IgG / IGF1R / INSR / ERK1/2 / ドラッグデリバリーシステム / サイトゾル / エンドサイトーシス / ドラッグデリバリー / 受容体 |
研究開始時の研究の概要 |
サイトゾル移行型膜透過ペプチドPas2r12は、抗体などの高分子をサイトゾルへと導入することができる。このPas2r12を生体へ応用できれば、組織細胞内を標的とした新たな分子標的薬の開発に繋がる可能性がある。Pas2r12受容体をエントランスとしたターゲティングが可能であるか検証する為に、受容体の同定とサイトゾル導入との関係検証、マウスにおける臓器組織受容体量と細胞内導入量の解析、病態モデルへの応用を行う。
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研究成果の概要 |
研究代表者らが開発したサイトゾル移行型膜透過ペプチドPas2r12は、抗体などの高分子をサイトゾルへと導入することができる。このPas2r12を生体へ応用できれば、組織細胞内を標的とした新たな分子標的薬の開発に繋がると期待した。本研究では、作製したCaveolin-1過剰発現株のうち有意にPas2r12によるカーゴタンパク質のサイトゾル導入率が低下する株を見出した。また、Pas2r12およびPa2r12とEGFPの複合体によって、ERKがリン酸化されることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悪性リンパ腫を始めとする癌の治療において、分子標的薬の貢献は非常に大きい。特に、受容体特異的な抗体を用いて、細胞内へと抗がん剤を導入することで効果的で副作用の少ない薬剤が期待できる。本研究はまだ基礎段階ではあるが、細胞内へと高分子を導入できるツールとして意義があると考える。
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