研究課題/領域番号 |
20K05822
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38030:応用生物化学関連
|
研究機関 | 福島大学 |
研究代表者 |
杉森 大助 福島大学, 共生システム理工学類, 教授 (40272695)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | ホスホリパーゼD / プラズマローゲン / ホスホリパーゼ / 分別定量 / 可溶性発現検討 / 酵素法 / リン脂質 |
研究開始時の研究の概要 |
sn-2位アシル鎖の炭素数、二重結合数が異なるエーテルリン脂質(EthPl)異性体に対する速度論パラメーター(kcat, Km)を求めるとともに定量可能範囲を明確にし、各分子種に対応する検量線を作成する。さらに、各EthPl分子種を個別定量可能な変異型酵素を作成し、各種Plsの高感度簡易定量法の確立を目指す。
|
研究成果の概要 |
アルツハイマー型認知症や動脈硬化症の早期発見バイオマーカーとして有望なコリン型およびエタノールアミン型プラズマローゲンの簡易・迅速定量法の開発が望まれている。本研究では、この定量法開発に不可欠な酵素を2種類発見し、その組換え生産法の検討を行った。生産には課題が残っているが、大腸菌を用いた生産を可能にし、定量が可能なことを確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、コリン型およびエタノールアミン型プラズマローゲンに選択的に作用する酵素を見出した。この特徴は、新規なものであり、その特徴を発揮するメカニズムが今後解明されれば、これまで未解明であった分子認識機構の理解につながる点で重要な発見といえる。本酵素を応用し、将来血液1滴あれば簡単かつ短時間でアルツハイマー型認知症や動脈硬化症の早期発見が可能になることが期待できる。
|