研究課題/領域番号 |
20K05872
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38040:生物有機化学関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
加藤 直樹 摂南大学, 農学部, 准教授 (90442946)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 生合成遺伝子クラスター / 糸状菌二次代謝 / 天然物生合成 / デカリン合成酵素 / 阻害剤 / 天然物 / ゲノムマイニング |
研究開始時の研究の概要 |
天然物の創薬資源として重要性は不変である。昨今の新規化合物発見の困難さを克服するための鍵が、微生物ゲノムに眠る多数の生合成遺伝子クラスター(BGC)である。代謝物との紐付けがなされているBGCはごく一部に限られており、大多数はどんな代謝物のBGCか不明である。よって、この未開拓遺伝子資源を有効活用することは、新規化合物探索を進める上で重要である。そこで本研究では、デカリン合成酵素Fsa2とその生合成経路をモデルに、ゲノムマイニングと生合成酵素阻害剤処理を組み合わせた新たな化合物探索系を構築し、新規化合物とそのBGCの取得に取り組む。
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研究成果の概要 |
天然物の創薬資源としての重要性は不変である。昨今の新規化合物発見の困難さを克服するための鍵が、微生物ゲノムに眠る多数の二次代謝物生合成遺伝子クラスター(BGC)である。ゲノムマイニングに生合成酵素阻害剤処理を組み合わせた新たな探索系を構築することが本研究のゴールであり、デカリン合成酵素Fsa2とその生合成経路をモデルに研究を実施し、本手法が有効であることを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により構築したゲノムマイニングに二次代謝物生合成酵素阻害剤処理を組み合わせた探索系が、特定の部分構造を有する天然物を効率的な探索・収集に有効で、かつ生合成遺伝子クラスターへの紐付けも容易であることを実証した。よって本手法が今後、新規天然物探索の新たな手法の1つとなることが大いに期待できる。
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