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食物アレルギーの抗原同定と診断・治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K05876
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

桂田 直子  神戸大学, 医学研究科, 助教 (30816195)

研究分担者 西村 善博  神戸大学, 医学部附属病院, 名誉教授 (20291453)
小林 和幸  神戸大学, 医学部附属病院, 特命教授 (50403275)
永野 達也  神戸大学, 医学研究科, 講師 (80624684)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード食物アレルギー / レタス / アレルギー / 農作業関連アレルギー
研究開始時の研究の概要

先行研究によりレタスの新規抗原を既に同定しているため、本研究では診断法の開発を目的として、①大腸菌を利用してレタスアレルゲンを精製し、レタス特異的ELISAキットを作成する。また、並行して治療法の確立を目的として、②レタスアレルゲンの経皮感作マウスを作成して、免疫寛容誘導の評価を行う。

研究成果の概要

レタスはキク科の植物で職業性喘息、アナフィラキシー、花粉-食物アレルギー症候群等の原因となるが、その診断のための感度・特異度の高い検査は現時点では存在せず、減感作療法も確立していない。申請者はレタスの茎由来の抽出液5 マイクロgをイムノブロッティングし、10倍希釈した患者血清と反応させる。その後、HRPで標識した抗ヒトIgE抗体で1時間反応させ、蛍光を解析する。これらの方法により、今回新たに17 kDaのタンパクを新規レタス抗原として同定した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

わが国の食物アレルギーの有病率は乳児で約5~10%、幼児で約5%、学童期以降が1.5~3%と考えられており、西欧での報告とほぼ同じで、ここ10年間で増加傾向にある。職業性アレルギー疾患に関して社会的にさまざまな対応がとられている現状を理解し、患者家族を含めて社会に対して正しく情報提供できることが求められている。
即時型食物アレルギーを誘発する原因食品の上位10品目にレタスは含まれておらず、即時型食物アレルギーの原因抗原を同定し、診断治療に結びつけた研究はほとんどない。本研究は、レタス誘発性喘息患者に対する減感作療法に応用することで職業性喘息の克服にもつながる意義深い研究であると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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