研究課題/領域番号 |
20K05905
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
鈴木 穂高 茨城大学, 農学部, 准教授 (70342904)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 魚貝毒 / 毒性評価 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国では、魚貝毒の多くの検査についてマウス・バイオアッセイ法で行うことが定められているが、世界的に魚貝毒の検査は機器分析法に移行する流れにある。我々は現在までの研究で、現行の公定法、参考法において、古い文献で報告されている不正確な毒性値を引用した結果、毒性が過小評価されている例を見出してきた。 本研究は、魚貝毒についての毒性学的な客観的再評価を行い、マウス・バイオアッセイ法の築いてきた実績と高い信頼性を機器分析法へと引き継ぐための提言を行うことと、新規の魚貝毒についてその毒性評価系を構築することを目的とする。
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研究実績の概要 |
2021年度も前年度から引き続き、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴う大学構内の閉鎖、学生の登校禁止などの措置等により、予定していた実験を行うことができなかった。現在、以前に行ったフグ毒のマウス・ユニット(MU)に関する実験結果について、解析をやり直し、論文を執筆、投稿準備を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2021年度も初年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴う大学構内の閉鎖、学生の登校禁止、留学生の来日の大幅な遅れなどの措置などの事由により、予定していた実験を行うことがほとんどできなかった。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画が大幅に遅れていることから、今後はこの2点を中心に進めていく予定である。研究期間を1年延長することを考えている。 ①フグ毒のMUの定義の見直し、致死時間と毒量の換算表の検討:我々の研究により、フグ毒の検査の単位であるマウス・ユニット(MU)は定義上、決定できないことが判明した。現在、別の研究から1MUはTTX0.17~0.18μg程度ではないかという結果が得られているが、さらに多くの用量で致死時間を調べ、参考法で用いられている河端・小林による致死時間とマウス単位(毒量)の換算表との比較・検証を行う。フグ毒のMUの定義を含めた提言をしたい。 ②麻酔下でのフグ毒のマウス・バイオアッセイ:我が国の麻痺性貝毒やフグ毒の検査はマウス・バイオアッセイ法を用いることとなっているが、この方法は、動物実験として見た場合、SCAWの苦痛カテゴリーEに相当する。マウス・バイオアッセイ法は動物福祉の観点からは問題があるが、一方で長く用いられてきた実績と信頼性がある。マウス・バイオアッセイ法を動物福祉に準拠したものにするため、麻酔下でマウス・バイオアッセイを行うことが可能か検討する。
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