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ナタネゲノムの遺伝的分類に基づく種内交雑親和性の評価

研究課題

研究課題/領域番号 20K05980
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39010:遺伝育種科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

津田 麻衣  筑波大学, 生命環境系, 助教 (20767511)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード遺伝子組換えナタネ / 遺伝子浸透 / 交雑親和性 / ゲノム / 遺伝子組換え / ナタネ / セイヨウナタネ / 自生 / 葉緑体 / ジーンフロー / アブラナ科 / セイヨウアブラナ / Brassic napus / 種内交雑親和性 / オルガネラゲノム
研究開始時の研究の概要

核・オルガネラゲノム内の異なる分類の組合せおよび核―オルガネラゲノム間の交雑親和性と雑種の適応度を検証することで生殖的隔離障壁の要因を明らかにする。

①実際に遺伝子浸透が生じていない実態を把握している自生地に存在した自生ナタネ537系統および日本が輸入するGMナタネの母品種を用いて核ゲノムおよび葉緑体ゲノムの分類に基づく異なるグループ間の交雑親和性の評価からナタネ種内の生殖的隔離につながる交雑不親和性の要因同定を目指す。

研究成果の概要

遺伝子組換えナタネは、国内で自生個体が確認され、国内に存在するナタネとは同種であるため交雑して自然環境に導入遺伝子が遺伝子浸透する可能性がある。しかし、国内の港湾周囲における植生調査では、10年以上遺伝子浸透は確認されていない。そこで、国内自生ナタネと組換えナタネ間の交雑親和性に、核およびオルガネラのゲノムタイプとその組合わせの関連を明らかにするため、ゲノムタイプ解析、交雑親和性調査を行った。核・オルガネラゲノムの多型解析によりそれぞれ複数のゲノムタイプに分類された。また、遺伝的背景が異なるナタネ間は交雑親和性が低かった。今後はゲノムタイプとその組み合わせ、交雑親和性の関連を明らかにする。

研究成果の学術的意義や社会的意義

零れ落ちた遺伝子組換えナタネから日本に自生するナタネやその近縁種への遺伝子浸透の可能性の有無は、遺伝子組換えナタネが国内に輸入されるようになってから長く議論されている。植生調査では遺伝子浸透は確認されないが、科学的にその理由を明確にして示すことは、遺伝子浸透から環境影響を懸念する国民に応えることであり、また今後の遺伝子組換え作物の環境影響を評価するための基礎的知見となりうる。

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 四日市港周辺河川敷における遺伝子組換えナタネと自生ナタネ間遺伝子流動の実態2021

    • 著者名/発表者名
      堤 遥香; 柳 江莉那、大嶋 雅夫、大澤 良; 津田 麻衣
    • 学会等名
      日本育種学会第139回講演会/2021-03-19--2021-03-21 制御環境下
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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