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イネ交雑育種の遺伝変異拡大に直結する減数分裂時の乗換頻度改変

研究課題

研究課題/領域番号 20K05981
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39010:遺伝育種科学関連
研究機関摂南大学

研究代表者

奥本 裕  摂南大学, 農学部, 教授 (90152438)

研究分担者 吉川 貴徳  京都大学, 農学研究科, 助教 (00721606)
牛島 智一  摂南大学, 農学部, 講師 (50815058)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードイネ / 減数分裂 / 乗換頻度 / 花粉分析 / 遺伝的変異 / 組換え頻度
研究開始時の研究の概要

本研究は、Wx座の遺伝子座内で観察される乗換頻度を指標に用いてゲノム全体の乗換頻度を間接的に観察できることを利用する。これにより、ストレス条件下や発育部位などで組換え頻度上昇と連関する遺伝子発現パターンを特定して遺伝資源の探索および突然変異体選抜を通じてイネの減数分裂時の組換え頻度上昇に寄与する遺伝要因を明らかにする。

研究成果の概要

台中65号に導入された2つの異なるモチ突然変異アレルに関してヘテロ個体(モチヘテロ個体)に重イオンビーム照射を行い、M1個体別M2系統においてウルチ粒分離頻度が高い個体の自殖次代に分離するモチヘテロ個体の花粉分析を行った。この結果、無処理のモチヘテロ個体に対して乗換頻度が最大で5倍となる系統が見出された。また、モチヘテロ個体の減数分裂期に塩ストレス処理を施すと乗換頻度が最大で3倍程度上昇したことから、減数分裂期の頴花で発現変化する遺伝子を特定したが、in situで発現部位を調査した結果、葯ではなく頴特異的に発現する遺伝子であった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

モチ突然変異アレルに関してヘテロ個体(以後、モチヘテロ個体)に重イオンビーム照射を行い、M1個体別M2系統においてウルチ粒分離頻度が高い個体の自殖次代に分離するモチヘテロ個体の花粉分析を行った。この結果、無処理のモチヘテロ個体に対して乗換頻度が最大で5倍となる系統が見出された。この変異系統は乗換頻度の遺伝的制御機構解明の素材として有用であるとともに、イネの交雑育種において交雑後代における遺伝的多様性を大きく広げ有用遺伝子の効率的な組合せ作出に寄与できる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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