• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

イネ籾の登熟に関わる生理的メカニズムと黄化特性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K06008
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39020:作物生産科学関連
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

荒井 裕見子  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 作物研究部門, 上級研究員 (50547726)

研究分担者 岡村 昌樹  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中日本農業研究センター, 主任研究員 (00757908)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード水稲 / 登熟 / 黄化籾率 / HSV色空間 / 収穫適期 / 登熟期間 / イネ / 黄化
研究開始時の研究の概要

本研究課題では、水稲の収穫適期の判断基準に重要な籾の「黄化程度」と、登熟に伴う乾物動態」と「水分動態」の関係性を圃場群落レベルで明らかにする。さらに一穂籾数や単位面積当たりの総籾数、籾以外の部位の生理形質や栽培環境を考慮に入れることで、登熟の生理的メカニズムを解明する。

研究成果の概要

本研究では収穫適期の指標のひとつである黄化籾率を画像解析により客観的に測定する方法を開発し、黄化籾率に基づく登熟期間の品種間差をもたらす要因を解明することを目的とした。目視による測定値と比較して、教師データでは二乗平均平方根誤差が8.1%、検証用の非教師データでは11.2%と高い精度で推定できていた。「やまだわら」と「えみだわら」の出穂後積算気温に対する黄化籾率の推移をロジスティック曲線に回帰すると、両品種とも決定係数0.99以上でよく当てはまっていた。また、「えみだわら」の方が、黄化速度が最大値に達する積算気温が早く、籾の黄化で判断される成熟の開始が早いことが定量的に明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

出穂から収穫適期までの長さ、すなわち登熟期間は水稲の生産性を決める重要な形質の一つである。しかし収穫適期の客観的な判断が困難であるため,登熟期間の品種間差をもたらす要因については不明な点が多い。そこで本研究では収穫適期の指標のひとつである黄化籾率を画像解析により客観的に測定する方法を開発した。本研究で開発した客観的な黄化籾率測定方法により、登熟期間に関する基礎的研究が進み、品種や栽培環境から登熟期間を予測できるようになると期待する。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] HSV色空間を用いた黄化籾率推定による水稲の成熟特性の品種間差異の把握2023

    • 著者名/発表者名
      岡村昌樹
    • 学会等名
      第255回日本作物学会講演会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi