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ビワ果実の抗酸化性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K06013
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39030:園芸科学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

小原 均  千葉大学, 環境健康フィールド科学センター, 教授 (40160931)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードビワ品種 / 抗酸化物質 / 抗酸化能 / プロヒドロジャスモン(PDJ) / アブシシン酸(ABA) / エチレン / エセフォン / 抗酸化物質含量 / ビワ果実 / ジャスモン酸 / アブシシン酸
研究開始時の研究の概要

日本におけるビワ果実生産において、近年の著しい結果樹面積および収穫量の減少を改善する一助として、ビワ果実の消費拡大に寄与できる高付加価値果実生産を図るために、日本で栽培・保存されている多数のビワ品種の果実の抗酸化性の品種間比較を行い、高機能性ビワ果実品種を選択できる基礎資料を得るとともに、ビワ果実の抗酸化性を高める技術として、植物ホルモンであるジャスモン酸類あるいはアブシシン酸の好適な処理方法と作用機構を探る。

研究成果の概要

ビワ果実の消費拡大に寄与可能な高付加価値果実生産を可能とする基礎的知見を得ることと技術開発を図ることを目的に、24品種の収穫適期の果実(果肉)の抗酸化性を比較した結果、‘長崎早生’、‘房光’および‘大房’は比較的高く、健康機能性の高い品種であることが明らかとなった。また、‘田中’を供試し果実の抗酸化性を向上させる方法を検討した結果、着色開始10日前の2000 mg/Lアブシシン酸(ABA)処理が効果的であったが、ABA処理はエチレン生合成を誘導して抗酸化性を向上させると推察されたため、エチレン発生剤であるエセフォンの処理効果を検討した結果、200 mg/L処理が最も効果的であった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、ビワの高付加価値果実生産の高付加価値化の対象を抗酸化性として、ビワ果実の抗酸化性について、入手可能な多数の日本における栽培品種を用いて初めて明らかにしようと試みたこと、さらに、樹上ビワ果実の抗酸化性を高める技術開発を実際と理論から初めて試みたことに本研究成果の学術的意義があり、また、本研究成果がビワと異なる種類の果樹の高付加価値果実生産の技術開発を考えるうえで参考となる知見となり得る可能性が考えられることに社会的意義がある。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 収穫前のアブシシン酸(ABA)、エセフォンおよびノルジヒドログアイアレチン酸(NDGA)処理が‘田中’果実の抗酸化性に及ぼす影響2022

    • 著者名/発表者名
      小原 均、橋本奈都希、影山浩司、齋藤隆德、大川克哉、近藤 悟
    • 学会等名
      園芸学会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] 収穫前のアブシシン酸(ABA)処理がビワ‘田中’果実の抗酸化物質含量,抗酸化能,ABA含量およびエチレン発生量に及ぼす影響2022

    • 著者名/発表者名
      小原 均、鈴木純之介、蔦木康徳、齋藤隆德、大川克哉、近藤 悟
    • 学会等名
      園芸学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 収穫前のジャスモン酸誘導体(PDJ)およびアブシシン酸処理がビワ‘田中’果実の抗酸化物質含量および抗酸化能に及ぼす影響2021

    • 著者名/発表者名
      小原 均、鈴木純之介、蔦木康徳、齋藤隆德、大川克哉、近藤 悟
    • 学会等名
      園芸学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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