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カルス化による卵排除と植物防御機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 20K06066
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分39040:植物保護科学関連
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

安部 洋  国立研究開発法人理化学研究所, バイオリソース研究センター, 専任研究員 (90360479)

研究分担者 下田 武志  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 東北農業研究センター, グループ長 (20370512)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードジャスモン酸 / ハモグリバエ / 植物防御 / 植物防御機構 / 生物間相互作用 / 虫害
研究開始時の研究の概要

我々はこれまでにモデル植物を用いて、ハモグリバエなどの難防除害虫に対する虫害抵抗性の解析を行い、植物ホルモンであるジャスモン酸(JA)が制御する植物防御の中心的な役割を明らかにしてきた。植物防御は害虫の寿命、産卵数、生育期間、次世代個体数などに深く関わっており、我々は植物防御を農業に活用し、害虫を防除する技術開発にも成功した。しかし、植物防御については未だ不明な点が多い。本課題においては我々が見いだした害虫被害を受けた植物体上で認められるカルス化に着目し、植物の傷修復および異物認識という、これまでにない視点から、植物と害虫の生物間相互作用を明らかにすることを目的とする。

研究成果の概要

課題担当者らはこれまでにモデル植物であるシロイヌナズナを用いて、農業現場で問題となっているハモグリバエなど難防除害虫に対する虫害抵抗性の解析を行い、植物ホルモンであるジャスモン酸(JA)が制御する植物防御の中心的な役割を明らかにしてきた。本課題では、これまで着目されてこなかった未解明の現象に焦点をあて、研究課題を推進し、具体的には害虫による被害を受けた植物体上で認められるカルス化に着目し、そのメカニズムを植物防御との関連性において解明を行った。本研究は、カルス化による植物の異物認識という視点にも立って、当該研究分野に新たな知見を与えるものである。

研究成果の学術的意義や社会的意義

課題担当者らは、農業現場で問題となっている難防除害虫に対する虫害抵抗性研究の成果を発展させ、害虫忌避剤の開発など社会実装に関わる研究を行なってきた。一方で本研究課題では、これまで着目されてこなかった未解明の現象に焦点をあて、研究課題を推進し、害虫による被害を受けた植物体上で認められるカルス化には植物の異物認識という側面が関わっていることが示唆されるとともに、カルス化に関わる転写制御因子やリン酸化酵素などのシグナル因子を特定することに成功した。今後、新たな視点で植物の防御機構を捉え、応用に結びつけていくことが可能である。

報告書

(1件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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