研究課題/領域番号 |
20K06109
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39070:ランドスケープ科学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022-2023) 大阪府立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
上甫木 昭春 大阪公立大学, 大学院農学研究科, 客員研究員 (70152858)
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研究分担者 |
川田 佳子 (押田佳子) 日本大学, 理工学部, 准教授 (10465271)
上田 萌子 大阪公立大学, 生命環境科学研究科, 助教 (10549736)
角野 幸博 関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (90248120)
大平 和弘 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 講師 (90711169)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 丹波地域 / 小規模集落 / 地域活動 / 祭祀の場 / 住民交流 / 実施主体 / 地域再生 / マネジメント |
研究開始時の研究の概要 |
地域社会の健全な状態での存続には、住民による地域活動が活発に展開されていることが必要である。しかし近年、人口減少や少子高齢化などにより地域活動も衰退化している。そこで本研究では、小規模集落の問題が顕在化している地域を対象として、「祭祀の場」および「公的な場」での地域活動が、地域への愛着や地域再生への意識・行動に与えている影響から、地域再生における「祭祀の場」と「公的な場」の役割を明らかにし、両者の統合的なマネジメント手法を探る。
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研究実績の概要 |
昨年度発刊した「神宿る隣の自然」の作成過程や終了後の打ち合わせを通じて、「祭祀の場」と「公的な場」の統合的な活用に係わる様々な事例の収集に取り組むこととした。その一環として、鹿児島のモイドンに関して、垂門集落の「豊前墓」「公民館」「広場」が一体的に管理・活用されている事例などの補足調査を実施し、その結果を指宿市教育委員会生涯学習課文化財係に報告した。また、台湾の聖なる木である大樹公に関して、台湾台中市アカギ樹王文化生態公園の補足調査を実施し、整備管理の経緯と住民意識からみた樹木信仰の場の保全・継承のあり方を整理し、学会論文誌に投稿中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍で実施できなかったヒアリング調査なども実施できるようになったが、丹波地域における事例のヒアリング調査はまだできていない状況にある。
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今後の研究の推進方策 |
丹波地域およびその他国内および海外における、「祭祀の場」と「公的な場」との統合的な活用事例を収集整理し、研究会などで共有化し、地域社会での展開方法を探っていく予定である。
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