研究課題/領域番号 |
20K06123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40010:森林科学関連
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
松本 武 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (40555869)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 振動モード / 多点同時計測 / システム開発 / 振動 / 強制振動 / 3Dスキャン / 3Dモデル / 連続振動計測装置 / 振動特性 / 固有振動 / 枝の除去 / 落葉 |
研究開始時の研究の概要 |
立木が風などを受け振動する際,枝や葉がどのように影響するかを明らかにするために,①風や強制振動を受けた際の立木を構成する各部および立木全体の振動特性の解明,②立木樹幹の振動特性に及ぼす枝葉の影響の解明に取り組む。そのために,立木の樹幹・枝に多数のセンサーを取り付け,a)自然条件下および強制振動を与えた場合の立木各部の振動・挙動のモニタリングおよび,b)段階的に枝を除去していった場合の立木各部の振動・挙動のモニタリングを行う。
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研究成果の概要 |
風や強制振動を受けた際の立木の振動特性と枝葉の影響の解明には,立木に生じる振動を各部位で同時に計測するためシステムが必要である。また,複数の立木を同時に計測する場合にはさらに多数の計測システムが必要になる。本研究では,市販の高価なシステムに代わり,安価な計測システムを開発し,複数の立木の各部位に生じる振動を同時に計測することを可能にした。 また,枝・葉の影響を確実に評価するためには同じ振動を発生させて枝葉の有無で比較するのが確実な方法であるが,自然条件下での主に風によって発生する振動では振動をコントロールするのが困難である。そこで,現地の立木に常に一定の強制振動を与える手法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では立木の各部位に生じる振動を同時に計測かつ,安価に製造可能なシステムを開発した。本システムにより複数の立木の各部位に生じる振動も同時に計測が可能となった。本システムにより,落葉・着葉,剪定前後の振動モードの変化を把握することが可能となる。このことは,都市緑地,街路樹,民家周辺の立木や樹林帯等の振動を指標とした施業・剪定・管理指針の策定につながる。
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