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マツ材線虫病の病理理解に資する抵抗性クロマツ樹体内の病原体の分布と増殖特性の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K06130
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分40010:森林科学関連
研究機関地方独立行政法人青森県産業技術センター

研究代表者

中島 剛  地方独立行政法人青森県産業技術センター, 農林部門, 主任研究員 (60743771)

研究分担者 井城 泰一  国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所 林木育種センター, 主任研究員 等 (40370845)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードマツ材線虫病 / マツノザイセンチュウ / 抵抗性クロマツ / クロマツ / マツ材線虫抵抗性クロマツ / マツ材線虫病抵抗性クロマツ
研究開始時の研究の概要

マツ材線虫病に感受性であるクロマツでは、本病の被害林分に残存している健全木やその実生苗に病原体マツノザイセンチュウを接種することで、抵抗性系統(本病に感染しても枯死しにくい特性を有する系統)を選抜するが、この系統が枯死しにくい原因や、本病の発病機序については詳細な調査が必要である。本研究では、マツ材線虫病の発病機序の病理の理解を深めるため、抵抗性の強さが異なる複数系統の抵抗性クロマツ接ぎ木苗に接種したマツノザイセンチュウのマツ樹体内における正確な分布と詳細な個体数を明らかにする。

研究成果の概要

マツ材線虫病の病原体であるマツノザイセンチュウ(以下、線虫)を接種した生存率の異なる2品種の抵抗性クロマツ接ぎ木苗の樹体内における接種線虫の詳細な分布と生存の有無を枝齢別に調査した。線虫を接種した約半年後の抵抗性クロマツでは、品種の生存率に関わらず、穂木の幹や枝、台木の大部分から線虫DNAが検出されること、穂木の幹の接種位置付近のみから僅かに生存線虫が確認されることを示した。また、接種線虫の樹体内分布の詳細を評価できるイメージング技術の手順を整備した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、抵抗性クロマツでは、品種の生存率に関わらず接種した線虫は樹体内に広く分布するが、接種の半年後には大部分の線虫は死滅していることを示した。このことから、抵抗性品種の選抜時に線虫を接種したクロマツ苗木であっても、接種以降の成長期に伸長したシュートは大部分が線虫非感染であり、これらを接ぎ木の穂木とすることで被害を広げることなく未被害地域に抵抗性クロマツが導入できると考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 抵抗性クロマツ接ぎ木苗に接種したマツノザイセンチュウの樹体内分布2022

    • 著者名/発表者名
      中島剛・井城泰一・相川拓也・中村克典
    • 学会等名
      日本森林学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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