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SDGs(持続可能な開発目標)は,細胞培養肉の消費者心理に影響をもたらすか

研究課題

研究課題/領域番号 20K06253
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分41010:食料農業経済関連
研究機関帯広畜産大学

研究代表者

岡部 康成  帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (10413569)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード細胞培養肉 / 社会的受容 / リスク認知 / SDGs / 食関連技術
研究開始時の研究の概要

近年の食関連技術の発展は目覚ましいが,日本の一般市民は食関連技術の発展に否定的である.そのため新しい食関連技術の発展のために,リスクコミュニケ―ションが非常に重要となる.
そこで本研究では,細胞培養肉を中心とした新しい食関連技術に対する円滑なリスクコミュニケーションの手法を検討することを目的する.特に,その手法の一つとして,SDGs(持続可能な開発目標)を取り上げ,食関連技術をSDGsにアジェンダフレーミングすることによる一般市民のリスクやベネフィットの認知および受容度の変化について検討する.

研究実績の概要

近年の食関連技術の発展は目覚ましい.しかしながら,以前より,日本の一般市民は食関連技術の発展に否定的であるため,新しい食関連技術の発展のためにはリスクコミュニケ―ションが必要となってくる.円滑なリスクコミュニケーションのためには,一般市民のリスクやベネフィットの認知や受容において重視する要因などについて理解する必要があるが,細胞農業などの新しい食関連技術については検討されてきていない.
そこで本研究では,新しい食関連技術として細胞農業,特に細胞培養肉に対する円滑なリスクコミュニケーションの方法を検討することを目的として,アジェンダとしてSDGs(持続可能な開発目標)に着目し,細胞培養肉に対する一般市民のリスクやベネフィットの認知および受容度の変化についてweb調査を実施し,新しい食関連技術の受容に対する意思決定モデルを構築するとともに,SDGsにアジェンダフレーミングすることによる効果を検証することを目的としている.
当初研究期間の最終年度として,細胞培養肉のSDGsへの関連性についての情報が,一般市民の食関連技術の受容に与える影響について社会心理学的な実験を実施することを予定していた.しかしながら、コロナの感染拡大に伴う連携協力者との打ち合わせなどが困難であったことに伴い,その他の業務を含めて,さまざま調整が難しく,先行実験を含めた調査および実験実施ができなかった.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナの感染拡大より予定されていた国内外の学会の中止や延期,連携協力者との打ち合わせの支障,研究以外の業務のエフォートの増大や準備の遅れがみられたことに加え,世間のコロナへの関心の高まりから,現在、予定したweb調査の実施しても,必ずしも本来の目的に沿ったデータ収集が困難であると考えられたためweb調査の実施を見合わせた.その結果,研究の進捗が大きく遅れている.

今後の研究の推進方策

実験調査に必要となる調査項目および提供情報に関する文献調査は進んでおり,当初計画で予定していたweb調査による実験を進める予定である.
パネルによるweb調査であることから、並行して2つの実験を進めることができると考えている。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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