研究課題/領域番号 |
20K06273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41020:農業社会構造関連
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
黄 孝春 弘前大学, 人文社会科学部, 教授 (10234684)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 農産物知財 / クラブ制 / 育成者権 / ライセンスビジネス / りんご産業 / 商標権 / アメリカリンゴ産業 / 農産物知財マネジメント / ライセンス・ビジネスモデル / リンゴ産業 |
研究開始時の研究の概要 |
農産物知財マネジメントに関する理論的・実践的研究が課題となっている。研究代表者は早くからピンクレディーの事例に注目し、そのシステムの形成プロセスを研究し、またライセンス・ビジネスの視点から、クリップスピンクという品種の栽培許諾権とピンクレディーという商標の使用権のライセンス実態、品種経営と商品ブランドの可能性について検討してきた。本研究はピンクレディー以外の事例を考察してその共通点と相違点をふまえて、品種経営の全体像を描き出すこと、そして日本へ品種経営を導入するための課題を提示することを目指している。
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研究成果の概要 |
リンゴ産業におけるクラブ制の実践について主にアメリカとニュージーランドの導入を分析してきた。とくに公的機関によって育成した新品種ケースに注目してクラブ制の適用範囲や、運営主体、ロイヤリティなどについて調査していた。 また日本国内における農産物知財マネジメント、とくにりんご品種の育成者権と商標権という二つの知財の保護活用の実態を分析し、公的機関によって育成した品種が直面している課題を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
リンゴ新品種のクラブ制の導入は農産物知財マネジメントをリードしてきた。リンゴ産業における品種経営に関する本研究は知財マネジメントの進化に寄与するものである。 また日本は農産物新品種の育成に大きな成果を残してきたが、その保護活用にあまり力を入れてこなかった。この研究は農産物知財マネジメントの持つ意味とその課題を明らかにすることによって農業現場に品種経営の機運を高めることが期待される。
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