研究課題/領域番号 |
20K06276
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41020:農業社会構造関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
平泉 光一 新潟大学, 自然科学系(農学部), 准教授 (00282997)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 農業生産指標 / 標準値 / 代表値 / 最頻値 / 鍾形頻度最頻値 / 代替最適平均 / 農業経営管理 / 標準時間 / 標準収量 / 標準指標 / コア中央値 / 標準設定 |
研究開始時の研究の概要 |
営農計画策定や標準原価を用いた原価管理等の農業経営管理では農業生産指標である作業時間や作物収量の標準値の設定が必要になる。本研究では、統計学的に標準時間や標準収量を設定する方略をとった。標準値を求める代表値としては最頻値を採用する。既往の最頻値計算法は実用に耐える段階でないので、最初に、異なるアプローチからの数種類の最頻値および準最頻値(最頻値に準じる代表値)の計算法を新たに開発する。次に、最頻値等を参照基準として営農現場での農業生産指標の計画値の水準設定の実態を調査から解明する。
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研究成果の概要 |
農業生産管理や農産物原価管理等において、作物収量等の生産指標の適切な標準値の設定は避けて通れない。しかし、標準値の設定自体がないか、それがあっても適切ではない状況がある。本研究では、「典型値」や「正常値」とみなされてきた最頻値をもって、標準値とみなす立場を選択した。最頻値は、通例、ヒストグラムから求められるが、この方法での最頻値には端点の設定が任意になって一意性がない。そこで、一意的な最頻値として「鍾形頻度最頻値」と「代替最適平均」を考案して、標準値設定方法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
農業生産管理や農産物原価管理等の農業経営管理においては、労働時間や作物収量等の生産指標の適切な標準値の設定を行う必要があるが、営農の現場で標準値の設定が適切にできていないのが現状である。本研究では、最頻値をもって、標準値とみなす立場を選択した。最頻値は、通例のヒストグラムから求める方法では一意性がない。そこで、一意的な最頻値として「鍾形頻度最頻値」と「代替最適平均」を学術上新規に考案して、実際の農業経営管理の改善に寄与しようとした。
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