研究課題/領域番号 |
20K06277
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41020:農業社会構造関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
伊藤 亮司 新潟大学, 自然科学系, 助教 (70334654)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | コメ産業 / コメ市場 / システム間競争 / 日本酒 / 米菓 / 稲作農業 / コメ流通 / 農協系統 / 輸出 / 現地化 / 農産物輸出 / 国別システム間競合 / 日本酒学 / フードチェーン / 新潟 |
研究開始時の研究の概要 |
日本のコメ産業システムの国際化対応について、資材メーカーや原料調達・製品製造の現地化をはかるコメ加工産業、更には、消費文化の育成を含め日本式の食事提供システムの浸透を図る中食・外食産業など関連産業の重層的なグローバル・マーケティング展開などを内容とするコメをめぐるバリューチェーン全体の「システム輸出」の現段階的特徴について実態調査により明らかにする。具体的にはコメ及び加工品・資材製品市場における、①製品輸出・販売、②海外現地生産化、③現地販売促進機能としての日本産米の位置づけ、④国際対応の進展による国内生産への跳ね返り効果。⑤各国政策の作用について検討する。
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研究成果の概要 |
海外調査をメインとした研究であったため、コロナ禍において、それが叶わず、前半2年間は日本国内における日本企業等への調査やインターネット情報の収集を行うのみであった。3年目になり、少し海外渡航が緩和されたため、トルコ市場を対象とした実態調査を行った。研究期間の延長も検討したが、飛行機運賃が計画当初の想定と変化していることや実質的な共同研究者である香港大学の教員との接触が中国国安法との関連で、外国勢力との接点と疑われかねないリスクをはらんでいることを考慮し、この研究をいったん閉じることとした。この間の研究成果の発表としては、書籍(共著)1冊,国際雑誌(共著)2報、国内雑誌(端緒)2報。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
書籍1、『日本酒学講義』は日本初の日本酒学の体系を表したもので、そのうち拙稿は、日本酒産業の地域性に焦点を当てて整理した。書籍2『農政の展開と食料・農業市場』は日本農業市場学会を挙げて、これからの食料・農業市場学について体系的に提起したものであり、拙稿は、そのうちのコメ産業政策の展開を論じた。国際雑誌2報は、トルコ調査に基づきトルコ農業の担い手問題・若手農家の意識を論じ、また、新潟のコメ産地における担い手構造を論じたものである。国内雑誌2報は、いずれも近年のコメ市場の実態を論じた。
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