研究課題/領域番号 |
20K06307
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41030:地域環境工学および農村計画学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
亀山 幸司 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農村工学研究部門, 上級研究員 (90414432)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 出芽 / 夏季 / 野菜生産 / 土壌水分 / 地温 / 夜間 / 灌水 / ニンジン種子 / 発芽 / 畑地かんがい / 野菜 / 発芽モデル / 土壌水分移動 / 土壌熱移動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,以下を実施する.①畑圃場における高温干天時のニンジン種子の出芽率を土壌水分・地温から最も精度良く推定可能にするモデルを,室内での発芽試験データと圃場での出芽試験データを基に明らかにする.②土壌水分・熱移動モデルを用い,種子埋設深さ(1 cm程度)の土壌水分・地温の経時変化を推定する手法を明らかにする.③土壌水分・熱移動モデルによる種子埋設深さの土壌水分・地温の経時変化の推定結果を種子出芽モデルに受け渡し,様々な灌水条件下での圃場での出芽率の経時変化を推定する手法を明らかにする.
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研究成果の概要 |
本研究では,夏期の高温干天時におけるニンジン播種期の出芽を安定化させるための最適な灌水方法を提案することを目的に,ニンジン種子の室内発芽試験と圃場出芽試験を実施した.発芽試験の結果,35℃ではニンジン種子は発芽が不可能なことが明らかとなった.次に,灌水条件を変えた圃場試験においてニンジン種子の出芽試験を行った.深さ2cmでの地温は昼間には45℃,夜間には20℃と劇的に変動することが示された.試験結果から,夕方灌水が夜間の発芽環境の改善に有効であり,夏季の出芽を安定化するために夕方灌水が効果的と考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
野菜類の種子出芽の安定化は,計画的な生産・出荷において極めて重要であり,畑作農家の収益に直結する問題である.このため,本研究は,土夏期の高温干天時におけるニンジン播種期の出芽を安定化させるための最適な灌水方法を提案することを目的に研究を実施した.
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