研究課題/領域番号 |
20K06333
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41040:農業環境工学および農業情報工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
北澤 裕明 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, 上級研究員 (20455306)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 蓄積疲労 / 繰り返し衝撃 / 落下試験 / 損傷 / 目視 / 衝撃応答スペクトル / 衝撃パルス / 衝撃加速度 / 蓄積疲労損傷 / 青果物 / 緩衝設計 |
研究開始時の研究の概要 |
衝撃応答スペクトル(SRS)解析による蓄積疲労の定量化手法を確立し、任意の繰り返し衝撃によって引き起こされる青果物の蓄積疲労程度を定量する手法を開発する。 これを応用し、品種や収穫時期といった収穫前条件ごとの易損性を明確にした蓄積疲労損傷特性プロファイルを作成する。 さらに、作成したプロファイルを用いて、収穫前条件の違いに対応可能な緩衝包装を設計する。
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研究実績の概要 |
初年度では、繰り返し衝撃と損傷発生との関係を線形近似可能な対象物の選定と同一の衝撃パルスを高精度で繰り返し対象物に印加できる条件を決定した。 これらの結果を踏まえて、2年度目ではある野菜類を対象物として、損傷が目視できない範囲における蓄積疲労を定量するための試験系を構築し、実際に貯蔵日数経過後の質量変化に差は出るものの、見た目の損傷は観察されないという状態を作出することに成功した。 そこで今年度では、これらの試験結果のとりまとめを前提とした2年度目までに取得したデータの整理を進めるとともに、目視できない範囲において蓄積疲労が生じている対象物における衝撃応答スペクトル波形の変化の解析について検討した。しかし、対象物の質量が小さく、また個体差が大きいことから衝撃応答スペクトル波形の変化をうまくとらえることができなかった。この点に関して、最終年度では対象物の変更も視野に入れたうえで検討することとしたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
衝撃応答スペクトル波形の変化をとらえることができなかった。一方で2年度目までに得られたデータの整理を進めることができたため、本評価としたい。
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今後の研究の推進方策 |
衝撃応答スペクトル波形の変化を容易に把握することが可能な対象物を選定したうえで繰り返し衝撃試験を行うとともに、2年度目までに取得できたデータについてとりまとめ、論文として投稿する。
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