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稲藁の非構造性炭水化物が次年度水田のメタン放出に及ぼす影響解明とその削減への応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K06348
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分41050:環境農学関連
研究機関秋田県立大学

研究代表者

高階 史章  秋田県立大学, 生物資源科学部, 准教授 (30451420)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード水田 / メタン / 稲わら / 水稲品種 / 栽培管理法 / 品種 / 生育・収量
研究開始時の研究の概要

現在日本で一般的となっている水稲のコンバイン収穫では、収穫後の稲わらは土壌表面に散布・放置され、翌年の水稲栽培時のメタン生成・放出の基質となる。
本研究では、登熟期の茎葉から穂への炭素の転流が強く、稲わらの非構造性炭水化物含量が低い水稲品種「秋田63号」の特性に着目し、非構造性炭水化物含量の低い稲わらによる次年度水田からのメタン放出削減ポテンシャルを明らかにする。その上で、稲わらの非構造性炭水化物含量が低い水稲品種及び栽培管理法を明らかにすることにより、稲わらの質に着目した新たなメタン放出削減の方法を提案する。

研究実績の概要

現在日本で一般的となっている水稲のコンバイン収穫では、収穫後の稲わらは土壌表面に散布・放置され、翌年の水稲栽培時のメタン生成・放出の基質となる。本研究では、登熟期の茎葉から穂への炭素の転流が強く、稲わらの非構造性炭水化物(NSC)含量が低い水稲品種「秋田63号」の特性に着目し、非構造性炭水化物含量の低い稲わらによる次年度水田からのメタン放出削減ポテンシャルを明らかにする。その上で、稲わらの非構造性炭水化物含量が低い水稲品種及び栽培管理法を明らかにすることにより、稲わらの質に着目した新たなメタン放出削減の方法を提案する。
4年目となる2023年度は、登熟期間中の平均気温が平年を4℃程度上回る高温年であった。圃場栽培試験により得られた稲わらのNSC含量を分析し、過去のサンプルと比較することにより、異常気象が稲わらのNSC含量に及ぼす影響を検討する。2023年度中に分析を終わらせることが出来なかったため、補助事業期間を延長し、2024年度に追加の分析、まとめ及び論文投稿をおこなう。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

稲わらのNSCを指標とした低メタン品種選択については、培養試験及びポット栽培試験で有効性が確認されたが、圃場での実証試験が実施できていないため。

今後の研究の推進方策

低NSC品種を用いた圃場試験については、本研究期間中に一定の成果を挙げることが困難な状況である。そのため、最終年度である2024年度については、NSCを低減する栽培管理法の解明に主軸を置いて研究を進める。特に高温環境での圃場栽培試験で得られた稲わらのNSCを測定し、過去の栽培試験のデータと合わせ、論文を執筆する。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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