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翻訳制御因子SHFLによる広域スペクトルなウイルス抑制効果の全容解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K06427
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分42020:獣医学関連
研究機関東京農工大学

研究代表者

竹原 一明  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (40171665)

研究分担者 酒井 宏治  国立感染症研究所, 獣医科学部, 主任研究官 (70515535)
鈴木 陽一  大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (40432330)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードSHFL / マイナス鎖RNAウイルス / プラス鎖RNAウイルス / レンチウイルス / 広域スペクトルの抗ウイルス薬 / SHFL遺伝子欠損マウス / PABPC1 / LARP1 / 広域スペクトル / 抗ウイルス
研究開始時の研究の概要

本申請では、プラス鎖RNAウイルスで実証されたSHFLのウイルス抑制効果が、これまで未検証のマイナス鎖RNAウイルスに対しても、広域スペクトルで有効であるかを検証する。更に、SHFL遺伝子欠損マウスを作出し、培養細胞で認められたSHFLによるウイルス抑制効果について、生体レベルでの解析にスケールアップし、SHFLによる生体防御機構の全容解明を試みる。

研究成果の概要

siRNAやレンチウイルスシステムを用いた SHFL遺伝子を特異的に抑制するノックダウン実験では、SHFL遺伝子、それと共役するPABPC1遺伝子、LARP1遺伝子を含む網羅的な遺伝子発現を追跡できたが、マイナス鎖RNAウイルスである季節性インフルエンザウイルス(H1N1, H3N2)、おたふくウイルス、RSウイルス、メタニューモウイルス、パラインフルエンザウイルス1型、プラス鎖RNAウイルスであるSARS-CoV-2の感染性子孫ウイルスの複製に有意な差は認められなかった。効率的に多段増殖するウイルス複製の場合、SHFL遺伝子単独では、有意な影響を与えないことが示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

SHFL遺伝子単独の遺伝子抑制だけでは、効率よく多段増殖するマイナス鎖RNAウイルス(季節性インフルエンザウイルスH1N1及びH3N2、おたふくウイルス、RSウイルス、メタニューモウイルス、パラインフルエンザウイルス1型)、プラス鎖RNAウイルス(SARS-CoV-2)感染後のSHFL遺伝子発現抑制細胞と対照の細胞の比較解析において、感染性子孫ウイルスの複製に有意な差は認められなかった。一方、SHFL遺伝子は細胞性翻訳促進因子であるPABPC1遺伝子、LARP1遺伝子とは共役しているため、ウイルス感染や発症の程度など、これまで遺伝子多型と考えられてきた要因の一つには関与すると考えられた。

報告書

(2件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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