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落葉性木本植物における維管束を介した短日情報の根への伝達と冬季環境耐性の獲得機構

研究課題

研究課題/領域番号 20K06698
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分44030:植物分子および生理科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

佐藤 忍  筑波大学, 生命環境系, 教授 (70196236)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード落葉樹 / 短日 / microRNA / 篩管 / 根 / 成長 / 導管液 / 休眠
研究開始時の研究の概要

ポプラでは冬期に導管液中のCaやK、ショ糖、ヘキソース、導管液タンパク質が増加するが、短日条件下の根でXSP25、XSP24、ショ糖排出輸送体の発現が誘導された。しかし短日において休眠芽形成を誘導するアブシジン酸はXSPsとSWEETsの一部しか誘導しなかった。そこで短日情報を葉から根へ伝達する新たな因子の候補を探索したところ、短日の葉で発現し、カボチャ等の既存の篩管液microRNA データベースに含まれるmicroRNA が複数同定された。本研究では、葉から根への短日情報の伝達を担うmicroRNAとその標的遺伝子の機能を明らかにすることで、冬季環境への全身的な適応機構の一端を解明する。

研究成果の概要

落葉性樹木ポプラにおいて芽の休眠は秋の短日によってアブシジン酸を介して誘導されるが、根の休眠は芽とは異なり、アブシジン酸に加え、葉から根へ篩管を介して輸送されるmicroRNAによっても制御される。短日下のポプラの葉で発現量が増加し、篩管液に含まれるmicroRNAを解析し、それらの欠損変異体において根の伸長量の変化を解析した。また長日や短日における根のRNA-seqを実施し、37271遺伝子の発現動態を解析した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

落葉樹は冬季環境に適応するために秋に休眠に入る。芽の休眠は秋の短日によって誘導されることが知られるが、根の成長や機能がどの様に制御されているかは分かっていなかった。本研究により、葉が受けた短日の情報が根に伝わる仕組みと根の機能制御の一端が解明された。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2023 2021

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 短日によるポプラ根の休眠誘導におけるmicroRNAの機能2023

    • 著者名/発表者名
      廣岡慎也、小野公代、松澤杜太郎、古川純、小野道之、佐藤忍
    • 学会等名
      日本植物生理学会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] ポプラの休眠におけるmicroRNAの長距離輸送と作用2023

    • 著者名/発表者名
      松澤 杜太郎, 廣岡 慎也, 小野公代, 古川 純, 小野道之, 佐藤忍
    • 学会等名
      日本植物生理学会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] ポプラの短日による休眠移行におけるmicroRNAの根への長距離輸送と機能2021

    • 著者名/発表者名
      廣岡慎也、小野公代、松澤杜太郎、古川純、小野道之、佐藤忍
    • 学会等名
      第62回日本植物生理学会年会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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