研究課題/領域番号 |
20K06853
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分46010:神経科学一般関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
眞木 崇州 京都大学, 医学研究科, 講師 (70762334)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | オリゴデンドロサイト前駆細胞 / 脳梗塞 / 血管新生 / 低酸素 / 細胞治療 / 再生医療 / 形質変化 |
研究開始時の研究の概要 |
脳梗塞後の病的環境において、オリゴデンドロサイト前駆細胞が、どのように神経系、グリア系、血管系を含めた周囲の細胞と相互作用し、病態に関与しているのかを明らかにし、治療応用への基盤を確立することが本研究の目的である。病的環境におけるオリゴデンドロサイト前駆細胞の形質変化を明らかにし、その結果を臨床応用できる基盤が確立できれば、脳梗塞に対する新規治療法開発に役立つことが期待される。
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研究成果の概要 |
下記の研究成果を見出した。1)脳梗塞マウスモデルにおいて、大脳皮質領域で血管周囲のオリゴデンドロサイト前駆細胞(OPC)が増加し、血管新生と連動する。2)高度の低酸素負荷をかけた初代培養系OPCは、血管新生促進因子を多く発現、分泌する一方で、OPC分化因子は低下する。3)高度の低酸素負荷をかけた初代培養系OPCは、血管新生を促進する作用をもつ。4)中等度~軽度の低酸素負荷をかけた初代培養系OPCでは、血管新生促進因子が低下する一方で、OPC分化因子は亢進する。5)高度の低酸素負荷をかけたOPCを脳梗塞モデルマウスに対して移植すると、血管新生が促進し、脳梗塞体積が減少、機能が改善する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
寿命の延長とともに脳血管疾患は増加し、心疾患と合わせると日本人の死因の第1位であり、後遺症が残り介助が必要となる原因として、認知症と並んで最も多い。脳梗塞に対する再生医療として、リハビリテーション、ロボットスーツ、神経幹細胞や間葉系幹細胞を用いた細胞移植などの試みがなされているが、十分な改善効果は得られていない。本研究により、脳血管疾患に対する新規治療法が見出されることにより、介護・医療等の社会コストの増加、労働力の低下、介護を要する高齢者による事故の増加などの社会問題を解決することが期待される。
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