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抗原虫活性物質の結合タンパク質同定による新規創薬ターゲットの開拓とその応用

研究課題

研究課題/領域番号 20K06970
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
研究機関北里大学

研究代表者

石山 亜紀  北里大学, 感染制御科学府, 特任助教 (70300746)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードpfeIF4A / マラリア原虫 / 結合タンパク質 / 作用標的 / 原虫感染症 / Target protein fishing / リーシュマニア原虫 / トリパノソーマ原虫 / 新規創薬ターゲット
研究開始時の研究の概要

マラリア、トリパノソーマ症、リーシュマニア症に対し新たな骨格、作用メカニズムを持つ治療薬が必要とされている。本研究ではユニークな骨格を持つ抗原虫活性物質にそれぞれの起因原虫を用いたtarget protein fishingを適用した作用標的タンパク質の同定と創薬展開の加速および新規創薬ターゲットの開拓と創薬スクリーニングへの応用を目指すことで真に効果のある薬剤の創出を目的とする。

研究成果の概要

チロシンキナーゼが存在しないマラリア原虫において、nilotinibが抗マラリア原虫活性を示すことから新たな作用メカニズムと創薬ターゲットの存在が示唆される。マラリア原虫のnilotinib結合タンパク質として見出したpfeIF4Aはマラリア原虫には必須であり単独ではDNA、RNA helicase活性が報告されている。小麦タンパク質発現系にてrpfeIF4Aを取得し活性を確認した。DNA helicase活性の確認はできなかった。ATPase活性は弱いながら確認できたが、基質依存性のATPase活性は見られなかった。活性発現がタンパク質発現方法あるいは基質に起因するのかを確認する必要がある。

研究成果の学術的意義や社会的意義

PfeIF4Aは過去大腸菌を用いたタンパク発現系で取得され、DNA、RNA helicase阻害活性、ATPase阻害活性が見出された。本研究ではpfeIF4Aを小麦胚芽抽出液を用いた無細胞系で取得し、これら活性の再現が十分ではなかった。その要因についてより詳細に検討することでより正確なpfeIF4Aの特性が解明される。
マラリア治療薬に対する薬剤耐性化が終わりない状況下でpfeIF4A阻害を作用機序にもつ薬剤が見出されることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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