研究課題/領域番号 |
20K06993
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47020:薬系分析および物理化学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
山本 佐知雄 近畿大学, 薬学部, 准教授 (10707954)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 糖鎖 / リン酸化 / マイクロチップ電気泳動 / リン酸化ペプチド / Phos-tag / アクリルアミドゲル / リン酸化タンパク質 |
研究開始時の研究の概要 |
ガンなどの疾病により発現する糖鎖やタンパク質のリン酸化状態が変化したという知見が数多く報告されているが,それぞれの翻訳後修飾がどのタイミングでどのように変化した結果,糖鎖構造やリン酸化状態が変化したという報告はない。これを解明するために前処理を含む一連の分析操作が特に困難な糖鎖や細胞のシグナル伝達に必要不可欠なリン酸化反応を明らかにするために,アクリルアミドゲル層と3次元型のマイクロチップを用いて糖鎖やリン酸化化合物の分析までに必要な前処理を含む一連の工程を流路中で行うことにより真のハイスループット分析を実現する。
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研究成果の概要 |
本研究は前処理を含む一連の分析操作が特に困難な糖鎖付加や細胞のシグナル伝達に必要不可欠なリン酸化反応を明らかにするために,アクリルアミドゲル層と3次元型のマイクロチップを用いて糖鎖やリン酸化化合物の分析までに必要な前処理を含む一連の工程を流路中で行うことにより真のハイスループット分析を実現するために実施した。糖鎖の特異的濃縮法とリン酸化化合物のオンライン濃縮・標識マイクロチップ電気泳動法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖鎖修飾やタンパク質のリン酸化などの翻訳後修飾を解明しようとする研究が世界中で盛んに行われているが,それぞれの翻訳後修飾がどのタイミングでどのように変化した結果,糖鎖構造やリン酸化状態が変化したという報告はない。そこで、何らかの刺激を与えた直後のタンパク質の翻訳後修飾のメカニズムを解明するために,糖鎖およびリン酸化タンパク質の分析までに必要な前処理を含む一連の工程を流路中で,かつプログラムされた電圧印加のみで行うことにより真のハイスループット分析を実現する方法を実現した。
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