研究課題/領域番号 |
20K07019
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
森脇 康博 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 講師 (00392150)
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研究分担者 |
辻 祥太郎 群馬医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (30285192)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 重症筋無力症 / 二重特異性抗体 / ニコチン性アセチルコリン受容体 / メモリーB細胞 / CD3 / CTL誘導二重特異性抗体 / α1nAChR / 自己抗体産生メモリーB細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、MG(重症筋無力症:Myasthenia gravis)の根治療法の開発の礎を築くことを目的とし、その目的を達成するため、これまでの我々のグループが培ったBiTE(CTL誘導二重特異性抗体)の技術を用いる。BiTEはがん免疫領域での研究は目覚ましいが、自己免疫疾患領域での応用例は未だ無い。MGを標的としてBiTEの有効性を検討することは、MGの根治治療の可能性を提示するだけでなく、ひいては、他の自己免疫疾患へのBiTE応用の可能性を示すことに繋がると考えられる
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研究成果の概要 |
重症筋無力症(MG)は、神経筋接合部のシナプス後膜上にある幾つかの抗原に対する自己抗体の作用により、神経筋接合部の刺激伝達が障害されて生じる自己免疫疾患である。現在の治療は全て対症療法であり根治的治療法は存在しない。根治のためには自己抗体のメモリーB細胞を駆逐する必要がある。最近、B細胞性がん細胞を駆逐する方法として細胞傷害性T細胞(CTL)を利用するCTL誘導二重特異性抗体(BiTE)が上市された。本研究では、MGの病因となる自己抗体産生メモリーB細胞を駆逐する方法として、BiTEを改良した医薬品の開発を目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、MG(重症筋無力症:Myasthenia gravis)の根治療法の開発の礎を築くことを目的とし、その目的を達成するため、これまでの我々のグループが培ったBiTE(CTL誘導二重特異性抗体)の技術を用いる。BiTEはがん免疫領域での研究は目覚ましいが、自己免疫疾患領域での応用例は未だ無い。MGを標的としてBiTEの有効性を検討することは、MGの根治治療の可能性を提示するだけでなく、ひいては、他の自己免疫疾患へのBiTE応用の可能性を示すことに繋がると考えられる
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