研究課題/領域番号 |
20K07034
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
岩尾 岳洋 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 准教授 (50581740)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 消化管 / 粘膜障害 / iPS細胞 / 粘膜傷害 / 毒性 |
研究開始時の研究の概要 |
医薬品を安全に使用するという観点から消化管に対する毒性(粘膜傷害)の評価は医薬品開発において重要な項目である。そのため、その傷害をより正確に評価可能なモデル系を開発することは重要な課題のひとつである。そこで本研究では、我々がこれまでに確立してきた技術を基盤として、ヒトiPS細胞から消化管の細胞を作製し、消化管傷害を評価可能なモデル系を構築することを目的とする。
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研究成果の概要 |
本研究では、ヒトiPS細胞から腸管オルガノイドを作製し、これを二次元的に培養することで陰窩絨毛様構造を有したままで培養可能な方法を開発することができた。また、この細胞を用いることで消化管の粘膜障害が評価できる可能性が示唆される予備的な知見を得ることができた。さらに、ヒトiPS細胞から内胚葉への効率的な分化誘導法を開発や、上記の二次元化腸管オルガノイドを比較的長期間形態を維持したまま培養する方法も開発することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではヒトiPS細胞から腸管上皮細胞および腸管オルガノイドを作製し、疾患や医薬品によるの消化管傷害を評価可能なin vitroモデル系を構築することを目的として研究を進めた。その結果、ヒトiPS細胞由来腸管細胞が消化管の粘膜障害を評価するためのin vitroモデル系としての応用の可能性を示唆することができた。したがって、本研究では創薬研究等での利用に向けて有用な知見を得ることができたと考えられた。
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