研究課題/領域番号 |
20K07215
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
入江 圭一 福岡大学, 薬学部, 助教 (50509669)
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研究分担者 |
三島 健一 福岡大学, 薬学部, 教授 (00320309)
細川 雅人 福岡大学, 薬学部, 准教授 (00435116)
仲村 佳彦 福岡大学, 医学部, 講師 (20632201)
中野 貴文 福岡大学, 薬学部, 助教 (40804539)
佐野 和憲 福岡大学, 薬学部, 准教授 (50534343)
佐藤 朝光 福岡大学, 薬学部, 教授 (90369025)
山下 郁太 福岡大学, 薬学部, 助教 (90823964)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 脳梗塞 / バイオマーカー |
研究開始時の研究の概要 |
脳梗塞は炎症を含む複雑な病態をたどり、現病状を正確に把握することが難しい。そのため、脳梗塞の複雑な病態を反映するバイオマーカーが策定されることで、患者個別の治療計画を提案することが可能となる。申請者は、脳梗塞バイオマーカーを探索するため、マウス脳梗塞モデルを作製して、脳梗塞後1日目、血液中のタンパク質を解析した。その結果、数種類のタンパク質は脳梗塞後、増減していることが明らかとなった。本研究は、検出された脳梗塞バイオマーカー候補タンパク質の有用性について、脳梗塞モデルマウスを用いて、解析した後、脳梗塞患者の検体を用いて検証する。
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研究成果の概要 |
本研究は、脳梗塞バイオマーカー候補として血中タンパク質の有用性について、脳梗塞モデルマウスを用いて、解析した後、脳梗塞患者の検体を用いて検証するために実施した。その結果、脳梗塞モデルマウスにおいて、脳梗塞処置後、経日的に血中タンパク質であるSAA, Hapt血中濃度は有意に増加し、その増加は時間が経過すると減少することが明らかとなった。また、研究期間内に脳梗塞患者の主要なカルテデータの収集と血液検体の回収について、完了した。今後、脳梗塞モデルマウスの解析結果より得られたバイオマーカー候補となる血中タンパク質の動態が脳梗塞の重症度などを反映する優れたバイオマーカーとなることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳梗塞の複雑な病態の重症度や進行を反映する脳梗塞バイオマーカーの候補となる分子を探索することで、患者個別の予後に応じた治療計画を提案することが可能となる。本研究は脳梗塞発症時のSAAとHaptの動態を解析した結果、脳梗塞病態において、血中SAAとHapt濃度が増加することを明らかにした。よって、血中SAAとHapt濃度の増加は脳梗塞病態のバイオマーカーの候補となることが期待され、これらの血中濃度を測定することで、脳梗塞後の適切な治療計画を個別に立てるために役立つと考えられた。
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