研究課題/領域番号 |
20K07229
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
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研究機関 | 岐阜薬科大学 (2023) 岩手医科大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
村嶋 亜紀 岐阜薬科大学, 薬学部, 講師 (50637105)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 還流路形成 / 遺伝子改変マウス / 中腎 / 血管発生 / 比較発生学 / 解剖学 / 下大静脈 / 血管形成 / 発生 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、解剖学的に定説と考えられていた下大静脈の起源を改めて問う。最新のイメージング技術や遺伝子改変マウスを駆使して、マウス胚発生における大動脈-生殖腺-中腎領域の還流血管の形成過程を3次元的かつ継時的に明らかにする。同時に、血管が従属する器官が還流路形成に及ばす影響についても検討を行う。
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研究成果の概要 |
下大静脈の形成は原始静脈系の変化に基づくが、周辺組織の発生を加味した3次元解析は行われていなかった。本研究では、最新のイメージング技術と遺伝子改変マウスを使用して、体幹還流路の発生を再検討した。その結果、下大静脈形成には従来の原始静脈系とは異なる新たな静脈構造が寄与する可能性が示唆された。本研究は、哺乳類における下大静脈の新たな発生起源を示しており、発生学的、比較解剖学的に新たな知見を与える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、一世紀以上議論が続いている哺乳類における下大静脈の発生メカニズムを比較解剖学および発生学の両方の視点から発展させ、新たな発生起源を明らかにした点にある。最新のイメージング技術と遺伝子改変マウスを用いた解析により、従来見逃されていた静脈構造の形成メカニズムを解明し、体幹還流路の理解を深化させた。本研究は血管形成異常に関連する疾患の診断や治療法の開発に寄与する可能性があり、社会的にも意義がある。
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