研究課題/領域番号 |
20K07384
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(大阪南医療センター臨床研究部) |
研究代表者 |
星田 義彦 独立行政法人国立病院機構(大阪南医療センター臨床研究部), その他部局等, 医長 (40324777)
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研究分担者 |
大島 至郎 独立行政法人国立病院機構(大阪南医療センター臨床研究部), その他部局等, 部長 (50362728)
大前 陽輔 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 上級研究員 (70722552)
西尾 和人 近畿大学, 医学部, 教授 (10208134)
坂井 和子 近畿大学, 医学部, 講師 (20580559)
冨田 裕彦 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (60263266)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | Rheumatoid arthritis / LPD / Methotrexate / RNA transcriptome / GWAS / MTX-LPD / RA-LPD / RNA transpcriptome / Epstein Barr Virus / interferon-γ / DLBCL / lymphoma / トランスクリプトーム解析 / 統合的解析 / SNP / ジャポニカアレイ / メトトレキサート / リンパ増殖性疾患 / 関節リウマチ / エプスタインーバーウイルス / 免疫不全リンパ腫 |
研究開始時の研究の概要 |
近年のメトトレキサート(MTX)の普及とともに、MTX 関連リンパ増殖性疾患(MTX-LPD)の発生が増加しており、これが日常の関節リウマチ(RA)診療における解決すべき課題の一つとなっている。 本研究課題では遺伝子関連蛋白の発現を免疫染色、網羅的全トランスクリプトーム解析によるmRNAレベルで遺伝子の発現状況を解析し、先行のゲノムワイド関連(GWAS)解析からえられた解析結果を検討する。これにより関与する遺伝子や遺伝子多型(SNP)を解明し、今後のMTX-LPD発症予防や、治療に結び付けることができるかを検討する。 本研究の遂行により我が国の健康・医療戦略に合致した『ゲノム医療の実践』が可能となる。
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研究成果の概要 |
本課題ではメトトレキサート関連リンパ増殖性疾患(MTX-LPD)の病態と関連する網羅的遺伝子探索を目的として先行研究で実施したゲノムワイド関連(GWAS)解析と統合的解析するためにRNAトランスクリプトーム解析の統合的解析を実施した。これによりMTX-LPDの病態に関連する幾らかの遺伝子を見出した。特に治療効果と遺伝子A、MTX投与中止にて退縮する病態と関連する2つの遺伝子を見出した。これらの遺伝子を用いたprecision medicineが可能となり、本課題の研究成果がゲノム医療に繋がることが期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MTX-LPDは、リウマチ(RA)治療薬である MTXの低容量投与中に発生するLPDで、時に MTX投与の中止にて腫瘍が退縮する“リバーシブルなリンパ腫”という興味深い病態を示す。本課題では先行のGWAS解析にてゲノムワイド水準を上回ったSNP情報からえられた候補遺伝子とRNAトランスクリプトーム解析の統合的解析を行う。これにより、MTX-LPDの病態のメカニズムの解明、それに伴うゲノム医療の実践、治療薬の開発等の社会貢献が期待できる。
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