研究課題/領域番号 |
20K07452
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49030:実験病理学関連
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
福田 敏史 東京薬科大学, 生命科学部, 講師 (50372313)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 脈絡叢 / 自閉症 / 発達障害 / 社会性 / 線毛 / 中心体 / CAMDI / 神経 / 移動 |
研究開始時の研究の概要 |
脳の形成期における脈絡叢の成熟の異常が自閉症を含む発達障害に関与する可能性が示唆されました。本研究では、「自閉症様病理における脈絡叢の成熟の重要性」を明らかにすることを目的としています。本研究において、生誕前後の脈絡叢の重要性を明らかにする事は、自閉症を含む発達障害の要因として新たな側面を見出すとともに、新たな予防法や治療法の開発に繋がると考えられます。
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研究成果の概要 |
脈絡叢特異的CAMDIノックアウトマウスを作製し、組織学的・行動学的な解析を行うことで自閉症病理との関連を解析した。CAMDIは微小管骨格を安定化し中心体の成熟を制御することを報告している。RNA-seq法の結果、「細胞移動に関する線毛運動」「微小管を基軸にした運動」などで遺伝子発現の減少が認められた。また、分化・成熟マーカーであるトランスサイレチンの発現低下が認められた。脈絡叢特異的 CAMDIノックアウトマウスの行動学的解析を行ったところ、社会的接触や社会的認知の低下が認められた
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発達障害の要因として神経細胞の移動やスパインの形成に関与する蛋白質や抑制性神経やオリゴデンドロサイトの不全、脳内炎症などに着目した研究が多く主流である。胎生期の脈絡叢の成熟や脳実質への影響と発達障害を結びつける実験的な証明はほとんどなされていない。ヒトの臨床像から示唆される発達障害の要因について「脈絡叢の未成熟」の視点から取り組むことで、発達障害の病理に新しい知見をもたらすことが考えられる。
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