研究課題/領域番号 |
20K07501
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
清水 公徳 東京理科大学, 先進工学部生命システム工学科, 教授 (40345004)
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研究分担者 |
清水 由巳 関東学院大学, 理工学部, 教授 (50725124)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 病原性酵母 / Cryptococcus neoformans / 病原性実験 / 含硫アミノ酸 / 遺伝子機能解析 / クリプトコックス / タンパク質マンノシル化酵素 / DBB染色 / 酵母 / 分類 / 病原性 / マンノシル化酵素 |
研究開始時の研究の概要 |
ヒトに致命的な感染症を引き起こす病原真菌クリプトコックス・ネオフォルマンスは、病原因子として厚い莢膜をもつ。莢膜合成は細胞質からのタンパク質輸送を経由して行われるが、どのタンパク質がどのような機構により細胞外あるいは細胞外層に運ばれるのかは全く分かっていない。莢膜は貪食細胞による攻撃を回避することにより病原性の発揮に寄与すること、莢膜合成に必要な遺伝子が欠損するとタンパク質の分泌系に異常をきたすこと、分泌型タンパク質の糖鎖化に必要な遺伝子を欠くと病原性に異常が見られること、をそれぞれ明らかとしてきたが、本研究では、本菌の病原因子としてのタンパク質マンノシル化機構の解明を目指す。
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研究成果の概要 |
病原性酵母クリプトコックス・ネオフォルマンスのタンパク質マンノシル化機構と病原性の関連の解明を目指して研究を行ったが、タンパク質の抽出やGFP融合タンパク質の観察などの技術的な面で遅滞が発生した。含硫アミノ酸合成系の解明に至る過程でMET5遺伝子を同定するとともに、その病原性への関与について明らかとした。並行して実施したアスペルギルス・ニドランスを用いたタンパク質マンノシル化酵素のかび毒産生への関与に関する研究では、論文として好評にいたる成果が上げられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病原性酵母クリプトコックス・ネオフォルマンスのタンパク質マンノシル化機構と病原性の関連の解明を目指して研究を行った。タンパク質の抽出やGFP融合タンパク質の観察などの技術的な面で遅滞が発生した。関連して実施した含硫アミノ酸合成系の解明に至る過程でMET5遺伝子を同定するとともに、その病原性への関与について明らかとした。その結果、MET5遺伝子欠損はマウスに対する病原性を失わせるのに対して、カイコに対する病原性については顕著な影響が見られないことを示した。このことは、病原微生物の病原性を評価する上で用いる実験動物の選択が重要であることを示唆するものである。
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