研究課題/領域番号 |
20K07509
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
鈴木 仁人 国立感染症研究所, 薬剤耐性研究センター, 主任研究官 (70444073)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 薬剤耐性 / cGAS / 病原性 / Acinetobacter baummannii / 細菌 |
研究開始時の研究の概要 |
cGAS (cyclic GMP-AMP synthase) から合成されるcGAMP (cyclic GMP-AMP) は、原核細胞と真核細胞、即ち分類学上の生物界を超えてクロスキングダムな生物活性を有するセカンドメッセンジャーであることが明らかとなってきた。本研究では、細菌cGASと薬剤耐性・病原性との関連性に焦点を置き、Acinetobacter baumannii流行株にてcGAMP標的因子の網羅的同定と機能解析を行い、細菌cGASを介した生命現象の分子機構を明らかにすることを企図した。
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研究成果の概要 |
多剤耐性化が国際的な問題となっているグラム陰性病原細菌において、薬剤耐性プラスミド上にコードされたcGAS(cyclic GMP-AMP synthase)遺伝子に着目し、cGASを介した生命現象を明らかにすることを企図した。国内医療機関で臨床分離されたAcinetobacter baumannii流行株において、野生株、cGAS欠損株、cGAS相補株を作出し、薬剤耐性および病原性に与える影響の比較解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病原細菌において菌株毎に保存性が異なるcGASは、菌株間の表現系の差違や菌株の地域・人種特異性などを説明することが可能な因子と考えられ、本研究から基礎細菌学と感染症起因菌の分子疫学の知見を結び付ける成果を得られた。
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