研究課題/領域番号 |
20K07593
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
渡邉 達郎 佐賀大学, 医学部, 特任教授 (20595714)
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研究分担者 |
末岡 榮三朗 佐賀大学, 医学部, 教授 (00270603)
服部 奈緒子 国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 研究員 (30611090)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ATL / DNA methylation / Acquired resistance / Pyrimidine metabolism / Methionine metabolism / DNA demethylating agents / DNAメチル化 / 薬剤耐性 / 核酸代謝 / メチオニン代謝 / DNA脱メチル化剤 / 耐性化機構 / 腫瘍抑制因子 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)における特徴的なDNAメチル化異常について、『なぜ』、『どのようにして』異常が蓄積していくのか、DNA脱メチル化剤がどのような作用機序で抗ATL作用を発揮するかを明らかにする。 本研究を通じて得られる知見は、DNAのメチル化を標的にした、ATLに対する新しい『治療』、『予防』、『診断』技術の創造につながると考える。
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研究成果の概要 |
成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)はHTLV-1ウイルスがT細胞に感染し、T細胞ががん化することで発症する、悪性度の高い血液腫瘍である。今回、ATL細胞において特定の遺伝子のメチル化異常ががん細胞の性質を変化させることを見出した。また、ATL細胞のピリミジンヌクレオチド代謝酵素に異常が起こると、DNA脱メチル化薬が効かなくなることを明らかにした。さらに、ATL細胞にDNAのメチル化異常が形成・維持される機序について、DNAメチル化酵素DNMT1の発現亢進とメチオニン代謝が関与することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)は原因であるHTLV-1の感染から数十年の潜伏期間を経てごく一部の感染者で発症する極めて予後不良の血液腫瘍であり、効果的な治療法や発症予防、病態の進展予防法の開発が望まれている。本研究において、DNA脱メチル化薬を用いた治療が開始された際に問題となる耐性化細胞の出現について、その分子機構を予め理解することが出来た。また、ATL細胞で特徴的なエピゲノム異常について、新たにメチオニン代謝の関与を明らかにしたことから、既存の対処療法では無く、メチオニン代謝を標的にした、新しいATL治療、あるいは予防法の開発の足掛かりとなる成果を得た。
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