研究課題/領域番号 |
20K07781
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
平川 仁尚 名古屋大学, 医学系研究科, 招へい教員 (00378168)
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研究分担者 |
安藤 秀明 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (00323147)
赤川 祐子 (阿部祐子) 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (10770117)
江 啓発 名古屋大学, 医学系研究科, 講師 (20713887)
村谷 つかさ 九州大学, 芸術工学研究院, 助教 (30834428)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 終末期ケア / ケアマネジャー / 質的研究 / 教育プログラム / インタビュー / アドバンス・ケア・プランニング / 高齢者 / 自己決定 / ライフレビュー / 質的分析 / 自動化 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、質的分析支援ソフトとポートフォリオを活用した、ACP eポートフォリオシステムの開発である。非がん高齢者を対象としたインタビューを効果的、効率的に行うための指導方法も開発する。「ACPインタビューの上手な進め方ガイド」、「ACPポートフォリオ集」を組み込んだACP eポートフォリオシステムをWeb上に構築する。秋田市、名古屋市、姫路市、板野郡(徳島県)、福岡市の、ACPに積極的に取り組んでいる医療機関・居宅介護支援事業所の医師・看護師、介護・福祉関係者計50名を対象に、オンラインでACP eポートフォリオシステムを体験してもらい、その効果の検証も行う。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、質的分析支援ソフトとポートフォリオを活用した、アドバンス・ケア・プランニング・eポートフォリオシステム(ACP eポートフォリオシステム)の開発であった。高齢者のその人らしさを支援するためのACP支援力向上セミナーのオンラインプログラムを試作し、ACPに積極的に取り組んでいる医療機関・居宅介護支援事業所の医師・看護師、介護・福祉関係者66名を対象にプログラムを実施することができた。研究期間終了後も引き続きACP eポートフォリオシステムの活用の前後で、対象施設全体において、ACPの話し合い実施率、文書化率、ACPの内容の質の変化について聞き取り調査を行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ACPには、医療・介護・福祉の多職種が関わる必要がある。実際、米国を中心に、2015年以降ソーシャルワーカーのACPへの関与を期待する論文発表が増えているが、日本におけるACPの普及活動では、延命・救命処置の希望に関する事項(リビング・ウィル)が中心に据えられ、本人の価値観、人生観、死生観、ライフレビューなど「その人らしさ」に関わる部分にはあまり焦点が当てられてこなかった。こうした尊厳の根幹に関わる内容もACPの重要な項目の一つとして関係者により深く認識されるべきである。
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