研究課題/領域番号 |
20K07805
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
外山 研介 愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (60793346)
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研究分担者 |
茂木 正樹 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (20363236)
三宅 吉博 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (50330246)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | microRAN / 血管性認知機能障害 / microRNA / 認知症 / 血管障害 / エクソソーム |
研究開始時の研究の概要 |
認知症を血管疾患の延長と捉え、血液脳関門の破綻に着目した病態メカニズムの解明を足がかりに、microRNA等に着目して、認知症の新たな診断方法や血液脳関門破綻を標的とした新たな作用機序による創薬開発等へ挑戦する研究である。
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研究成果の概要 |
本研究では、血液脳関門の破綻が認知症の病態と関連することに着目し、microRNAを活用した診断バイオマーカーの有用性を検証しました。miR-511-3pは有効な診断マーカーにはなりにくいと考えられましたが、miR-501-3pは動脈硬化と軽度認知機能障害の指標となり得ることが示されました。具体的には、血中エクソソームmiR-501-3pレベルが高いと動脈硬化の進行度が高く、軽度認知機能障害も多く検出できました。今回の検討により、血中エクソソームmicroRNA値が認知症の診断マーカーとして有用である可能性が示唆されました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動脈硬化や軽度認知機能障害の有用なヒトバイオマーカーである可能性を示した点は学術的に重要です。これにより、新たな診断法や治療法の開発に寄与することが期待されます。また、血液検査が認知症の早期発見と予防に役立つ可能性があり、非侵襲的な検査法として普及すれば、患者の負担を軽減し、医療コストの削減にも寄与する社会的な意義があります。
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