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CalDAG-GEF1の止血分子メカニズム解明と新規機能の探索

研究課題

研究課題/領域番号 20K07808
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52010:内科学一般関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

古城 剛  鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 臨床検査技師 (30837282)

研究分担者 山口 宗一  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (20325814)
大山 陽子  鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 医員 (20583470)
竹之内 和則  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (30646758)
小浜 祐行  鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 臨床検査技師 (50837276)
橋口 照人  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (70250917)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワードCalDAG-GEFI / RasGRP2 / Rap1 / 血小板機能異常症 / 血小板シグナリング / カルシウム / RASGRP2
研究開始時の研究の概要

止血異常を伴う血小板機能異常症の症例の一家系において、全エクソーム解析を行い
Calcium‐and diacylglycerol‐regulated guanine exchange factor‐I (CalDAG-GEFI) をコードするRAS guanyl-releasing protein-2 (RASGRP2) 遺伝子の変異を同定した。CalDAG-GEFI の血小板での制御機構、血小板以外の細胞の役割は明確でない。本研究では、CalDAG-GEFI の血小板における機能解析を行い、その制御機構を明らかにし、我々の解析した遺伝子変異家系の変異による機能変化を検討する。

研究成果の概要

止血異常を伴う血小板機能異常症の症例の一家系において全エクソーム解析を行い、CalDAG-GEFIをコードするRASGRP2遺伝子の変異を同定した。健常人対照者と比較しRASGRP2遺伝子変異を持つ症例では、血小板凝集能(ADP・コラーゲン・リストセチン)は減弱し、血小板活性化マーカーαⅡbβ3発現は低下していた。また、ウエスタンブロットの結果より、RASGRP2遺伝子異常があるとRap1活性化状態の持続・維持ができないことが確認できた。CalDAG-GEFIは血小板活性化の中心分子であり、今後の治療や創薬の対象となり得ることが期待される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

CalDAG-GEFIは血小板活性化の統合的役割をもち、主には血小板凝集反応を司る分子として知られているが、そのRASGRP2遺伝子異常による血小板機能異常の詳細な検討は、新たな血小板の役割解明に繋がる可能性がある。また、原因不明の出血傾向の患者の原因の一つとしてCalDAG-GEFIを精査する意義があり、今後の医療に貢献できる。更に、このCalDAG-GEFI分子の血小板以外の組織や細胞における働きなどを明らかにしていく予定である。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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