研究課題/領域番号 |
20K07835
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 国立保健医療科学院 (2022) 帝京大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
松田 彩子 国立保健医療科学院, その他部局等, 上席主任研究官 (30618997)
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研究分担者 |
小林 国彦 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (30205455)
山岡 和枝 帝京大学, 公私立大学の部局等, 客員教授 (50091038)
井上 賢一 地方独立行政法人埼玉県立病院機構埼玉県立がんセンター(臨床腫瘍研究所), 臨床腫瘍研究所, 科長(兼)診療部長 (70443059)
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研究期間 (年度) |
2020-02-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アドヒアランス / がん患者 / 乳がん |
研究開始時の研究の概要 |
長期治療をともなう術後内分泌療法を受ける乳がん患者において、多くの患者が最後まで 治療を続けられず、治療の継続は課題のひとつである。本研究では、治療継続するために治療アドヒアランスに着目し、治療期間のなかで治療アドヒアランスに及ぼす要因は何か、治療アドヒアランスの有無によって治療継続期間に違いがあるか。の2つの観点から検討を行う。 本研究により、治療アドヒアランスに及ぼす要因および治療継続との関係が明らかになる ことで、医療従事者の治療アドヒアランスに関する認識が広がり、患者の治療アドヒアランスを高める取り組みにつながることが期待される。
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研究実績の概要 |
長期治療をともなう術後内分泌療法を受ける乳がん患者において、多くの患者が最後まで治療を続けられず、治療の継続は課題のひとつである。本研究では、治療継続するために治療アドヒアランス(患者が治療方針の決定に賛同し積極的に治療を受けること)に着目し、2つの観点から検討を行う。主要目的:治療期間のなかで治療アドヒアランスに及ぼす要因は何か。副次的目的:治療アドヒアランスの有無によって治療継続期間に違いがあるか。本研究により、治療アドヒアランスに及ぼす要因および治療継続との関係が明らかになることで、医療従事者の治療アドヒアランスに関する認識が広がり、患者の治療アドヒアランスを高める取り組みにつながることが期待される。そして長期治療をともなう乳がん患者の治療継続につながり、ひいては患者の病態の改善につながると考える。 研究協力者であるオランダのライデン大学で乳がん患者を対象にしたQOL研究などで活躍しているProf. Kaptein、Dr. Kroepより、研究計画について検討を実施し、研究計画書を作成した。研究実施にあたり埼玉県立がんセンターに倫理申請を行い、承認され、現在、分担研究者の埼玉県立がんセンター 乳腺腫瘍内科 井上賢一医師および研究協力者の籾山愛美CRC(治験コーディネーター)、乳腺外科の協力のもと実地調査を行っている。ベースライン時点の調査は25名終了した(2023年3月時点)。調査4回すべて完了した患者は、19名である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍の影響をうけ、調査の進行が遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
埼玉県立がんセンター乳腺外科の協力のもと、試験開始が開始され、患者登録100名を2024年の3月までに終了する予定である。同時並行で、入力作業をすすめ、2024年3月には、ベールラインデータを用いて、日本語版質問紙の信頼性・妥当性をしめし、論文にする予定である。
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