研究課題/領域番号 |
20K07860
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 杏林大学 |
研究代表者 |
大西 宏明 杏林大学, 医学部, 教授 (80291326)
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研究分担者 |
渡邊 卓 杏林大学, 医学部, 教授 (00191768)
大塚 弘毅 杏林大学, 医学部, 学内講師 (70439165)
松島 早月 杏林大学, 医学部, その他 (80231596)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 温罨法 / マッサージ / 測定値への影響 / 静脈採血 / 採血法 / 採血 / 検体保存 / 標準採血法 / 神経損傷 / 皮膚消毒 / プレアナリティカル |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、採血にまつわるさまざまな要因が検査値や安全性に与える影響について、過去の患者情報の分析、種々の採血法を用いた健常人ボランティアからの採血、実際の患者からの採血等の多角的な手法を用いて検討し、わが国の採血法の標準化を促進するための科学的知見を統一的・網羅的に集積することを目的とする。方法として、各種採血手技による代表的な検査値への影響や採血手技と合併症との因果関係の検討を行う。
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研究実績の概要 |
2021年度までは、新型コロナウイルス感染症の蔓延により人を対象とした研究が困難となっていたが、2022年度後半の感染状況の改善を受けて、研究を再開した。2022年度は、採血手技が血液検査の測定値に与える影響の検討として、採血部位の血管怒張を目的とした温罨法およびマッサージによる測定値への影響について検討を行った。50例の健常人を対象に、同一機会に①通常採血②温罨法を用いた採血③マッサージを行った後の採血、の3種類の採血を行い、血液学・生化学検査の種々の項目について測定値を比較した。その結果、LDHなど一部の検査項目において若干の差異が見られたものの、臨床的に問題となるような差異は見られなかった。この結果、血管怒張を目的とした温罨法およびマッサージは、臨床的に許容されることが示唆された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2021年度まで、新型コロナウイルス感染症の蔓延により人を対象とした研究が困難となっていたため。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、採血器具の違いによる測定値への影響について検討する予定である。また、採血部位の消毒手技による殺菌効果の差異等、採血手技の安全性の検討についても可能な範囲で行う予定である。
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