研究課題/領域番号 |
20K07867
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
渡辺 保裕 鳥取大学, 医学部, 准教授 (20335540)
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研究分担者 |
本多 直人 鳥取大学, 医学部, プロジェクト研究員 (10838486)
笹岡 直人 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (80432607)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 / 前頭側頭型認知症 / 原発性進行性失語症 / 原発性進 行性失語症 |
研究開始時の研究の概要 |
筋萎縮性側索硬化症(ALS)と前頭側頭型認知症(FTD)は特徴的な失語症を呈し,原発性進 行性失語症(PPA)と一部オーバーラップする.PPAの亜型を評価するスケールを作成し,PPA,ALS, FTD,他の疾患(脳梗塞による失語症)への妥当性を評価する.機械学習等を用いて,音声解析による疾患の有無の判定の自動化を試みる. ALSとFTD患者を対象に,性格・行動変化,認知機能障害および失語症の評価と定量的脳画像データ(MRI,SPECT)を併せて解析する.各モダリティ間の関連性と症状進展・予後予測因子を検討し,運動症状と多彩な非運動症状を包括したALSとFTDの全体像の描出を試みる.
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研究成果の概要 |
本研究では,原発性進行性失語症(PPA)の診断基準に基づいて,10種類の言語検査を115例に実施した。そのうち,ALS,PD,AD,PSPという4つの神経変性疾患の患者群と対照群を比較した。結果として,各群には特徴的な言語障害のパターンが見られた。また,スクリーナーの10項目は,PSP群を除いて,高い識別能力を示した。.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は比較的簡便に神経変性疾患(PPA,FTD, ALS, AD, PD, PSP,等)を含めた神経変性疾患における言語機能を評価できる可能性がある.さらに疾患による言語の特徴を描出できる可能性も示唆された.検査自体は今後オンディマンドでの実施によりより簡便になりうる. 論文発表やホームページに掲載することにより本検査法を全国的に周知することにより,変性疾患による異常の早期発見にも寄与すると考えられる.
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