研究課題/領域番号 |
20K07872
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
渡辺 明子 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 特任助教 (90828881)
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研究分担者 |
内藤 裕二 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00305575)
井上 亮 摂南大学, 農学部, 教授 (70443926)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | CADASIL / 腸内細菌叢 / 脳梗塞 / 腐敗産物 / 短鎖脂肪酸 / 栄養調査 / 脳小血管病 / サイトカイン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では脳小血管病のモデル疾患ともいえるCerebral autosomal dominant arteriopathy with subcortical infarcts and leukoencephalopathy (CADASIL) に着目し、脳小血管病における脳梗塞発症への腸内細菌叢の関与を明らかにする。 腸内細菌叢を網羅的に検索して脳梗塞発症に寄与する因子を明らかにする。また、誘導されるサイトカイン、接着因子、腸内細菌叢からの代謝産物を解析することで腸管から脳小血管へ働く因子を明らかにする。発症要因を同定できれば、本疾患に加え脳卒中全般の発症予防に大きな寄与が期待できる。
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研究実績の概要 |
本研究ではCADASIL患者での腸内細菌叢の研究を突破口に一般人口でも頻度の高い脳小血管病の発症機序に迫ることを目的としている。 昨年度まででCADASIL患者群23例、対照群11例からの研究協力の同意を得て便検体(腸内細菌叢解析用および代謝産物解析用)の収集およびBDHQアンケートによる栄養調査を行った。BDHQアンケートの栄養調査ではCADASIL患者群とコントロール群、さらにCADASIL患者群で脳梗塞発症群と非発症群での食品摂取や栄養素摂取での差を検討した。CADASIL患者群で脳梗塞発症群は非発症群と比較して脂肪酸摂取が多い可能性が示唆された。 また便検体は委託解析を行い、腸内細菌叢のメタゲノムデータを取得した。昨年度までに共同研究者とともに解析作業を行い、CADASIL患者群とコントロール群、CADASIL患者群のなかで脳梗塞発症群、非発症群でのα多様性、β多様性や腸内細菌叢の差を検討した。複数の腸内細菌群で差を認めている。さらに便の代謝産物の解析もくわえて検討しているところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年度からのCOVID19感染症により外来患者さんの受診控えがあり、患者さんに対して研究概要説明、同意取得、便検体回収に時間がかかり、解析に取り掛かることが遅れた。 現在は便検体の回収と解析は終了している。今後はデータ分析を行い、論文作成の取り掛かるところである。
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今後の研究の推進方策 |
昨年度までで腸内細菌叢メタゲノムデータ、便検体の代謝産物の解析は終了しているので、論文作成に向けて作業を進める予定である。
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