研究課題/領域番号 |
20K07912
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
大澤 裕 川崎医科大学, 医学部, 特任准教授 (80246511)
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研究分担者 |
砂田 芳秀 川崎医科大学, 医学部, 教授 (00240713)
西松 伸一郎 川崎医科大学, 医学部, 教授 (20222185)
藤野 雅広 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (50633856)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | カベオリン-3 / 神経型No合成酵素 / 筋ジストロフィー / 筋肥大 / 筋萎縮 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、リン酸化nNOSが、様々な筋ジストロフィー病態に対し抑制的に働くと仮説、リン酸化部位を常時活性化させたnNOSを大量発現させた筋ジストロフィーモデルマウスを作出・解析する。その疾患修飾効果を検証して、nNOSリン酸化(活性化)を起点とした筋ジストロフィー・筋萎縮性疾患に対する新たな疾患修飾療法開発への突破口を開くことを目標とする。
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研究成果の概要 |
ジストロフィン糖蛋白質複合体を構成するnNOSは、デュシェンヌ型筋ジストロフィーで減少する。独自作出した筋ジストロフィーモデルマウスの解析から、nNOSがリン酸化によって活性化、この活性化によって筋芽細胞の筋管細胞への融合や筋再生が促進することを発見した(Ohsawa, BBRC 628, 2022)。本研究は、活性化nNOSが、筋ジストロフィー病態に対し抑制的に働くと仮説、リン酸化部位を常時活性化させたnNOSを発現させた筋ジストロフィーモデルマウスを作出し検証した。解析により、活性化nNOSが、筋ジストロフィー病態を改善することを明らかとした(未発表)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
筋ジストロフィーは骨格筋のジストロフィー変化によって進行性に筋力低下が進行するため、一刻も早い疾患修飾療法の実用化が待望されている難病である。その代表であるデュシェンヌ型筋ジストロフィーは筋細胞膜下のジストロフィン欠損に伴いnNOSが著減する(Brenman, Cell 82:743-752, 1995)。ところが、この酵素の筋ジストロフィー病態における役割は未解明であった。本研究は、nNOS不活化による筋ジストロフィー病態促進、反対に、NOS 活性化による筋ジストロフィー疾患修飾効果を証明した。将来の新たな病態修飾療法の突破口を開いた学術的かつ社会的意義がある。
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