研究課題/領域番号 |
20K07919
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉原 雄二郎 京都大学, 医学研究科, 助教 (00529464)
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研究分担者 |
浦山 慎一 京都大学, 医学研究科, 研究員 (10270729)
岡田 知久 京都大学, 医学研究科, 准教授 (30321607)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 統合失調症 / スペクトロスコピー / グルタチオン / グルタミン酸 / MRスペクトロスコピー |
研究開始時の研究の概要 |
統合失調症の病態仮説として、大脳皮質と視床を介しての小脳との結合を含む神経回路cortico-cerebellar-thalamic-cortical circuit (CCTCC) 障害仮説が1990年代後半より提唱されている。 今回の研究では、7テスラMRIを使用して、脳領域を一度に撮像するマルチボクセルのスペクトロスコピー (MRSI)、機能的に脳代謝を見るタスクのfunctional MRスペクトロスコピー (fMRS) を実施することにより、グルタチオン・グルタミン酸などからCCTCC仮説を高精度にかつ非侵襲的に検証する。
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研究実績の概要 |
京都大学大学院医学研究科・医学部及び医学部附属病院・医の倫理委員会に倫理申請を行った。コロナ禍の影響もあり、患者・健常者の募集が順調に実行されないことを想定し、当初の予定のfMRSは、研究計画から除外することとした。 また、研究内容について、再度検討を行った。令和4年度より当初予定していたマルチボクセルのMRSIの実施は、Sequenceの入手が困難なために断念した。そこで、7T MRIを用いたシングルボクセルのMRSが可能なことより、前部帯状回、両側視床、右側側頭頭頂接合部を関心領域として実施を開始した。Sequenceは、SPECIALを使用し、高精度にGABAとグルタミン酸、GSHの測定が可能となっている。令和4年3月末までに統合失調症患者10名、健常者10名の撮像・心理検査を実施した。当初の予定通り、進行していないため、2年延長をしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
MRSIのシークエンスの取得が困難であり、シングルボクセルでのMRSに計画変更を行ったこと、また、コロナ禍により、被験者のリクルート等に困難を来した。
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今後の研究の推進方策 |
シングルボクセルでの統合失調症患者、健常者のリクルート、撮像・心理検査の実施を順次、進めていく方針である。2024年12月までに統合失調症患者30人、健常者30人のデータ収集を目標とする。
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