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うつ病の鑑別診断を目指した糖タンパク質バイオマーカーの新たな展開

研究課題

研究課題/領域番号 20K07946
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関山口大学

研究代表者

山形 弘隆  山口大学, 医学部, 特別医学研究員 (10549934)

研究分担者 關 友恵  山口大学, 医学部附属病院, 助教 (50821865)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードうつ病 / バイオマーカー / 糖鎖 / プロテアソーム / 双極性障害
研究開始時の研究の概要

うつ病の診断は、症状の組み合わせから判断する操作的診断法しかない。そのため、客観的で簡便なバイオマーカーの発見が切に望まれている。本研究では、糖鎖修飾された血漿糖タンパク質を用いて、うつ病治療反応予測や他の精神疾患との鑑別診断が行える簡便な検査方法を確立することを目的とする。糖鎖修飾された血漿タンパク質を定量することで、タンパク質の機能性に踏み込んだ解析が実現でき、うつ病の病態解明に繋がることが期待できる。

研究成果の概要

レクチンを用いて、健常者およびうつ病患者の血漿タンパク質のプルダウンアッセイを行い、サンプルを電気泳動後に銀染色を行ったところ、4本のバンドが健常者と比較してうつ病患者で変化していることを発見した。これらのバンドを切り出し、質量分析を行ったところ、2つの糖タンパク質が有力な候補として同定された。このうち、1つのタンパク質については、ウェスタンブロットでもうつ病患者における変化が確認できた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

うつ病の診断は、ICD10やDSM-5のような症状の組み合わせから判断する操作的診断法しかない。そのため、客観的で簡便なバイオマーカーの発見が切に望まれている。うつ病診断のための血漿バイオマーカーが同定されることで、プライマリーケア等でうつ病診断が容易かつ客観的に行えるようになる。血液検査でうつ病診断や他の精神疾患が鑑別できるようになれば、薬剤選択が容易となり、治療期間短縮が見込まれる。

報告書

(1件)
  • 2022 研究成果報告書 ( PDF )

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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